春闘、もうベア容認…「脱デフレ」協力拒めず

2015年春闘で、相場づくりを先導する大手の自動車、電機メーカーが、ベースアップ(ベア)を2年連続で実施する姿勢を早々に示し始めた。交渉終盤まで慎重だった14年春闘とは様変わりだ。消費増税後の賃上げが物価上昇に追いつかず、消費は低迷しており、高収益を上げている自動車、電機メーカーを中心に、ベアを実施しないとデフレ脱却を阻む「戦犯」と批判されかねないという警戒感が広がっているためだ。三菱自動車の首脳は読売新聞の取材に「消費者心理が弱くなっているので、下支えしなければならない」とベアを容認する考えを示した。電機メーカーにも「ベアをやらないとは言えない。世間が納得してくれるような回答を出したい」(富