ユニークな採用試験──「○○に付加価値をつけなさい」

企業が人材を採用する際、テストで判別しやすい情報処理力に比べ、情報編集力をどう見極めるかが肝となる。前回(「ユニークな採用試験──情報編集力を見極める三つの例題」)に引き続き、今回も有効な例題を紹介したい。

情報編集力を高めるためには、ある種の遊び心をもって常識・前例を疑う必要がある。そのための課題として、「○○に付加価値をつけなさい」という設問は様々に考えられる。例えば「タイヤに付加価値をつけなさい」と言われれば、黒くて丸いタイヤ以外のものを考えなければならない。こういった思考訓練が、情報編集力を磨き上げる。

「コップに付加価値をつけなさい」ならば、どのように考えられるだろうか。病院などで用いられる「吸い口」は、起き上がれない患者のために飲み口が横に付いている。コップは上が開いていなければ飲めないという前例