派遣法改正の30年

IT業界と労働者派遣の歴史は長い。「システム開発の現場では古くから、派遣型の常駐形態が普及していた」と、ピー・エム・ピーの鈴木雅一代表取締役は振り返る。ユーザー企業のシステム部門の社員とITベンダーの技術者が机を並べて作業に当たることは、今も昔も珍しい光景ではない。

 1985年には、従来禁止されていた派遣事業に関して、専門的な業務のみを対象に許可する「労働者派遣法」が国会で成立(図A)。翌1986年7月に施行された。常駐形態が常態化していたこともあってか、ソフトウエア開発は第1号業務として対象となった。