インフレと賃金動向にみるアベノミクスへの不安

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安倍晋三首相の人気が高いのは、生活を良くしてくれそうだという有権者の期待があるためだ。だから首相は、今週発表された労働者の賃金と企業の設備投資に関する低調な数字を真剣に受け止めなければならない。

 1月の基本給(所定内給与)が前年同月比0.1%上昇したという4日の発表からは、こうした結論はすぐには見いだしにくい。なにせ約2年ぶりの上昇である。また、2013年には雇用も改善し、昨年10-12月の名目賃金総額は前年同期比1.7%増加した。これは約15年ぶりの高い伸びだ。