派遣の春闘 冬の中 憲法保障の団交権機能せず

PK2014050802100042_size0

今春闘での労働者間での格差が鮮明になっている。大企業が社員のベアを実施する一方、派遣労働者のほとんどは要求提出すらできていない。要求した人たちも、経営側の厳しいはねつけに遭い、初夏までずれ込んで泥沼化。全ての労働者に団結権や団体交渉権を保障する憲法二八条が骨抜きになっている実態が浮き彫りになっている。 (神野光伸)
 四月末の夜。都内の貸会議室。大手派遣会社に登録し、運送会社などに派遣される練馬区の男性Aさん(45)が仲間三人で、派遣会社の幹部四人と机を挟んで向き合っていた。