中小にも賃上げの波 医療や飲食、人手不足で

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賃上げの波が中小企業に及んできた。30人未満の企業の賃金調査によると、2014年の時給は前年と比べて1.1%上がった。医療福祉や飲食サービスで伸びが目立った。大企業がベアで人材を囲い込んだため、中小企業も対抗して賃上げを迫られた。パートなど非正規労働者の収入に響く最低賃金の引き上げを促す材料となりそうだ。

 厚労省が15日の中央最低賃金審議会に示した賃金改定状況調査によると、時給の上昇率は昨年の0.8%を上回り、比べられる07年以降で最高になった。医療・福祉が1.9%伸びたほか、宿泊・飲食サービス業も1.8%増えた。若年人口が減り、外食や医療・介護の現場では採用難が深刻で賃上げが進んでいる。