ブラック企業と伝説の格闘家 人材育成法の違いを識者が分析

t_logo
格闘技界のレジェンドが自伝を発表した。作家で人材コンサルタントの常見陽平氏は「若手社員のマネジメントにも使える」と勧める。

 * * *

 『希望の格闘技』(イースト・プレス)という本を読みました。著者は、格闘技界のレジェンド中井祐樹氏です。勝負哲学の本なのですが、これは部下・後輩のマネジメント、育成に悩むビジネスパーソン向けの本だと思いました。ポイントをお伝えしましょう。

 まず、中井祐樹氏についてご紹介しましょう。北海道出身の彼は高校時代にレスリングを、北海道大学で高専柔道の流れをくむ七帝柔道を学びます。七帝柔道は、やや端折って言うならば、寝技中心の柔道です。この競技で活躍後、大学を中退して上京。初代タイガーマスク、佐山聡氏がつくった総合格闘技、シューティング(現:修斗)に入門し、活躍。ウェルター級チャンピオンになりました。