日系企業就職フェア、前年超える600人来場

東南アジア諸国連合(ASEAN)の学生が日本企業に就業できる機会を提供する就職フェア「ASEAN・キャリアフェア・ウィズ・ジャパン」が14日、シンガポール東部の国際展示場で行われた。来場者数は昨年の528人を上回る約600人となり、ASEAN地域の学生の間で日系企業への就職に対する関心が高まってきたことがうかがえる。

就職フェアの開催は今回で3回目。参加した日本企業は、三菱商事、キヤノン、ヤマト運輸など15社。今年は、例年の6月開催から約4カ月前倒しで実施したことで、欧米企業から内定を得る前の優秀な学生を集めることができた。参加企業の中には、人事担当役員が将来の幹部候補の採用を目的に面接を行った例も見られた。

フェアを主催したのは、人材紹介のグローバル・ヒューマン・キャピタル(東京都千代田区)とエナジャイズ(東京都新宿区)。大阪大学、ASEAN・ユニバーシティー・ネットワーク、シンガポール日本商工会議所(JCCI)が後援した。エナジャイズの尾崎太朗社長はNNAの取材に対し、「ASEAN地域には親日家が多いが、能力の高い学生が日系企業に就職するすべがあまり無かった。約3年をかけ、学生が日本企業へアクセスできるASEAN・キャリアフェア・ウィズ・ジャパンの知名度はかなり広がってきた」と述べた。また、ASEAN地域の学生の採用に関して、「日本企業が多くの文化、考え方を持つ多様な人材を取り込むことで、新しいビジネスのアイディアを生み出すことが