約半数の家族経営企業で後継者不在 (シンガポール)

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多数のシンガポール家族経営企業で後継問題が沸き起こっています。Labuan International Business and Financial CentreとEconomist Intelligence Unitによって委託された調査によると、同国の家族経営企業は現在のトップが退職・辞任した後に発生する事態に対してASEANで最も準備ができていません。
この報告書は、継承に関する計画を既に立てている企業の割合はたったの58%で、32%には何の計画もないことを示しました。残り10%は計画に関して不確定な状態です。
また、35%が私立財団などの資産運営構造を樹立し、41%が世代間の資産譲渡を運営する信託を設立しています。
「驚くべきことに本調査は、この地域の商業の要であるシンガポールの家族企業が後継問題の話となると基金や信託、外部アドバイザーの使用において遅れを取っており、一方インドネシアがこの点でトップに立っていることを示しました。これは、この地域の多様性や、後継問題への対処におけるまばらな進展を表すものです」と報告書の編集者は述べます。
インドネシアの家族経営企業は地域全体で最も将来に向けて準備ができており、調査によると78%のインドネシア家族企業には後継に関するプランがあり、57%が私立財団を樹立し、53%には資産と相続を管理する信託があります。
シンガポール企業のこの準備不足は家族サイズの縮小に由来するのかもしれないと報告書は注釈します。
急速に高齢化する人口と人材の流動化により、企業が直接的な男性相続人以外に目を向ける可能性が増加しています。

参考: HR in ASIA
http://www.hrinasia.com/hr-news/succession-crisis-almost-half-of-family-owned-firms-in-singapore-have-no-heirs/