ゲームが面接ツールに?(アメリカ)

wasabiwaiter

大きな希望と、様々な不安、必死で書いたレジュメを汗ばんだ手に握りしめ、わずかな時間でどれだけ自分自身を面接官にアピールできるかが求職者の勝負。
一方、面接官はわずかな会話の中で本当に良い人材を見極められるのかが勝負。
しかし、短い時間の中での一言二言の会話だけで本当に自分を伝え、また相手を見極めることができるでしょうか。

Knack.itは、その人のスキルやポテンシャルを正しく見るためのゲームを開発しました。
同社CEOのGuy Halfteck氏は、「このゲームの中で仕事の現場を体験することで、仕事選びに悩む人を適切な仕事に導くことができる」と語っています。
ゲームのひとつ『Wasabi Waiter』は、プレイヤーがレストランの従業員となって客とのやりとりをシミュレーションする内容。接客、クレームやトラブルの対応、その際の内部との折衝等のあらゆる場面を通して、リスク等をふまえた細かい判断力、対応力がゲームの中で求められます。
また、プレイヤーがその都度とった行動はすべてゲームの中に記録され、それを詳細に分析し、プレイヤーの能力を明示することができます。

Halfteck氏によれば、「人間である以上、それぞれが異なる価値観をもって多くの判断・決断をくだしている。今まではこれを見極め、評価し、その人の判断能力を予測する良いツールがなかった。このゲームをプレイすることは、面接試験で会話をするよりも、その人自身と能力をより正確に表現することができる」そうです。

As people, we make many decisions that are biased, whether it’s consciously or subconsciously, and we have no good tools to assess and evaluate, let alone predict, what one’s potential is.

このゲームは、NYU Langone医療センター、Shell等の団体、企業を含む様々な業界ですでに利用されています。

生涯雇用の時代には、日本の学生はその企業に就職し、アメリカの学生はその職種に就職する、とよく言われましたが、今や日本の就職事情も大きく変化しつつあります。
日本では就職試験の際にSPIの適正検査を実施する企業が多くありますが、就職試験の形態も多様化し、こういったゲームを使う企業も増えるかもしれません。
入社後の人員配置や昇給昇格がゲームで決まる、なんていう映画みたいな話が現実になることもあるんでしょうか??

参考:npr
http://www.npr.org/blogs/alltechconsidered/2013/12/01/246999632/playing-the-game-to-get-the-job