「就職活動をもっと早く始めたほうがいい」理系就活生の「86%」。2016卒就活スケジュールが研究・学業を圧迫。【2016年卒理系学生の就職活動調査/理系ナビ】

理系学生向けの就職・インターンシップ情報誌/WEB サイト「理系ナビ(http://rikeinavi.com/)」を運営・発行する株式会社ドリームキャリア(本社:東京都港区、代表取締役社長:植島幹九郎)は、2016 年 3 月卒業予定の理系学部・学科に所属する学生を対象に、就職活動に関する動向調査を行いました。

1. 就職活動スケジュールについての意識調査
86.5%の学生が「もっと早く始めたほうがいい」
学業への悪影響を訴える声が多数寄せられる。
2. 就職活動開始時期
72%が 2014 年の 8 月までに就職活動を開始。
前年のサマーインターンシップで就職活動を意識し始める学生が多い。
3. 内定受諾時期
8 月末の内定受諾率は 82.8%。主要企業の内定出しが始まる前に 28.3%が内定受諾
4. 内定受諾の決め手
「仕事内容」が 34.2%で 2 位以下を大きく離してトップ。
2 位以下には「社風」(16%)、「社員」(15.4%)と続く。
5. 専攻を活かせる業界や職種を志望したか
専攻と異なる分野の就職先を希望する理系学生は 36.5%。
6. インターンシップの参加経験
62%の参加だった 2015 年卒から、2016 年卒は 78%に増加。
就職活動スケジュールの変更により、秋~冬もインターンシップ実施の影響。
7. エントリーシート提出数
平均 21 社にエントリーシートを提出。昨年までと大きな変化はなし。
8. 内定先の応募ルート
自由応募 81%、推薦 19%。自由応募の学生は増加傾向。
【調査概要】
調査対象:2016 年 3 月卒業予定の大学 4 年生、修士 2 年生(理系ナビ会員)
回答数:200 名(男:142 名 女 58 名/修士 2 年 149 名、学部 4 年 43 名、その他 8 名)
調査方法:インターネット調査(回答フォームへの記入)
調査期間:2015 年 8 月 7 日~31 日

1. 就職活動スケジュールについての意識調査
理系就活生から不満が噴出。86.5%が「もっと早く始めたほうがいい」
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2016 年卒業予定者より、就職活動スケジュールが変更(学部 3 年/修士 1 年の 3 月に採用情報広報、8 月から選考開始)となりましたが、就職活動に臨んだ 2016 年卒業予定の理系学生のうち86.5%の学生が「もっと早く始めたほうがいい」と回答しました。今回のスケジュール変更を好意的に捉えている学生はわずか 3%にとどまっています。
「もっと早く始めたほうがいい」と回答した具体的な理由としては、「理系の研究時期と就活時期がかぶるので」「研究へのしわ寄せがひどい」「国際学会の時期と重なる」など、「大学生は学業を優先すべき」というスケジュール変更の意図に反して、学業への悪影響を訴える声が多数寄せられています。

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【学生の声】
・就職活動を「もっと早く始めたほうがいい」86.5%
「研究する時間が減った。研究室の新人指導が 4~8 月にかけてあまりできなかった」(東京大学大学院)
「研究へのしわ寄せがひどすぎる。修了できるか不安」(東京大学大学院)
「修士論文への作成スケジュールを考えると、昨年度までの日程が学生側にもメリットがあったと思う」(早稲田大学大学院)
「企業の足並みが揃っておらず、既に内定が出た企業への対応で苦労した。後ろ倒しで良かったことは何もなかった」(岐阜大学大学院)
「就活と卒論並行するのが大変だったから。また、真夏のスーツは地獄だった」(東京大学)
「就職活動が長期化し、自分は2014年夏のインターン選考からほぼ一年就活していることとなった。自分の周囲でもそのような人は多く、途中で息切れするなど、学業との両立が非常にきつかった」(早稲田大学大学院)
「結局就活期間が伸びた。企業毎に採用スケジュールが水面下でまちまちで、情報戦になった」(名古屋大学大学院)
「就職先が決まらないと気が気でなく、学業を疎かにしてしまう人が多かった」(都内私立大学)

・「特定の時期を決めず、自由にしたほうがいい」5.5%
「ある程度、研究の結果なり背景なりを話せる状態になったら就職活動を行えば良いと思った。個人個人研究の進捗は異なるため、時期を決める必要はないと感じた」(東京工業大学大学院)
「採用活動のゴールを学生と企業ともに、ベストマッチングだとするならば相応の期間が人それぞれ必要であり、期限を決めるべきではない」(名古屋工業大学大学院)

・「現在の日程(3 月解禁)がちょうどいい」3%
「例年より時期が長めなので、色々な企業を受けられた」(東京農工大学大学院)
「自分が何をやりたいのか、考える時間を持てた」(東京医科大学大学院)

2.就職活動開始時期
72%が前年のインターンシップから就職活動を開始
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学部 3 年・修士 1 年の夏に実施されるサマーインターンシップで就職活動を意識し始める学生は多く、回答者の 72%が 2014 年の 8 月までに就職活動を開始(情報収集含む)しています。インターンシップ実施後、秋から冬にかけて選考やイベントを実施する企業も少なくなかったため、学生からの声にもあるように就職活動は結果的に長期化しているとみられます。

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3.内定受諾時期
8 月末の内定受諾率は 82.8%。7 月時点で 28.3%が内定受諾
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倫理憲章参加企業の選考が開始となる 8 月に入ってから、主要企業の多くが内定出しをしたとみられ、内定受諾率も一気に上昇しました。その一方で、主要企業の内定出しが始まる前に 28.3%がすでに内定受諾しています。

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4.内定受諾の決め手
仕事内容での選択がトップ。人や会社の魅力が続く。
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理系は専門職を志望するケースが多いこともあり、内定受諾の決め手は「仕事内容」が 32.4%で2 位以下を大きく離してトップに。2位以下には「社風」(16.0%)、「社員」(15.4%)の魅力が続きました。

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5. 専攻を活かせる業界や職種を志望したか
36.5%の理系学生が選考にとらわれない進路を選択
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大学で培った経験・専門知識を社会でも活かしたいと考え、「専攻を活かせる業界・職種を志望」した学生は 63.5%を占めました。一方で 36.5%の学生が専攻と異なる分野の就職先を希望。「専攻を活かせる仕事が少ないから」といった現実的な意見がある一方で「視野を広げたいから」「人生は一度なので、まったく違った道を選ぼうと考えたので」といった声も見られました。

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6.インターンシップの参加経験
78%がインターンシップに参加。秋~冬実施のインターンシップが増加。
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例年インターンシップは夏季に実施されていますが、2016 年卒向けのプログラムは就職活動スケジュールの変更によって、秋から冬にかけても多数実施されました。これに伴い、学生がインターンシップに参加する機会が増加。インターンシップ参加者が 62%だった 2015 年卒から、2016年卒は 78%に増加しました。

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7.エントリーシート提出数
平均 21 社にエントリーシートを提出。昨年から大きな変化はなし。
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エントリーシートの提出数は平均 21 社。(昨年 20 社)。当初は 3 月からの就活本格化では活動期間が短くなり、エントリー社数の減少も懸念されましたが、就職活動期間が結果的に長期化したことでエントリー社数に大きな変化は見られませんでした。

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8.内定先の応募ルート
内定企業の応募ルートは、自由応募 81%、推薦 19%
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かつては推薦応募中心で進められていた理系の就職活動ですが、近年は自由応募の学生が増加傾向にあります。推薦応募が多い学部を見てみると機械、電気電子、情報系など工学系の比率が多く、理学系は推薦の比率が低くなっています。

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【本リリースに関するお問い合わせ】
株式会社ドリームキャリア 理系ナビ編集部
TEL:03-5786-2537 E-mail:sales@dreamcareer.co.jp

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