ローカルの雇用増加でもGDPは落ち込む(シンガポール)

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シンガポール人材省は2013年の雇用市場についてのレポートを発表し、これによりシンガポール人の雇用が急激に増えたことがわかりました。
これは、政府が実施する外国人の雇用規制の実施の影響によるもので、外国人の雇用数が前年の70400件から53300件に減少したのに対し、シンガポール人の雇用は58700件から81600件に増加しました。それでも、シンガポールの雇用全体の30%以上は外国人が占めているのが現状です。

雇用の総数も増えており、2012年の129,100件から134,900件に増え、シンガポール人の雇用数増加が一役買っていると人材省は見ています。特に第4四半期は第3四半期よりおよそ6000件アップの39200件となり、サービス関連の職種の伸びが多くを占めました。

シンガポールの雇用情勢は良い状況を維持していると言えますが、構造的な問題があると専門家は見ています。
第4四半期は前期に比べて雇用数が増えたにもかかわらず、国内総生産は第3四半期の5.9%から4.4%に落ち込んだのです。
「雇用数が増えているにも関わらずGDPが下がるということは生産力が落ちているということで、これは非常に重要な問題。」と専門家は述べます。
「注力すべきは2点。1点目は中小企業の生産性アップ。雇用市場の60%を占める中小企業において生産力を高めない限り、全体の成長は難しい。2点目はサービス部門の生産性アップ。現在、雇用市場の多くはサービス業が占めており、この分野の生産力がキーになってきます。技術革新、リストラ、労働者のスキルアップ等の課題をクリアしない限り、根本的な成長は見込めないでしょう。」

This means that labour productivity will be a very important issue, going forward. When you look at the various components of labour productivity itself, two important issues come into play.

外国人労働者とのバランス、有能な人材の確保、雇用の需要と供給の問題など、生産力を上げるための課題は多く、雇用市場の安定を疑問視する声も多いようです。

参考:CHANNEL NEWS ASIA
http://www.channelnewsasia.com/news/singapore/more-locals-employed/973228.html