ビッグネームはなぜフレキシブルワーキングを推奨するのか(シンガポール)

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決められた仕事を、決められた場所で、決められた時間に行うのは、昔から企業で働く者の常でした。しかしながら近年、より早く確実に仕事をこなすには、この昔からの慣習は必ずしも正しくないということが、KPMG、マイクロソフト、ファイザー等の世界的に有名な企業によって明白になっています。クランフィールド大学の研究によって、フレキシブルワーキングと従業員のパフォーマンスには関連性があることもわかりました。

「フレキシブルワーキング」は、勤務時間や勤務地に柔軟性を持たせる働き方の総称です。

今回の研究では4つの異なるポイントにおいてフレキシブルワーキングの影響があげられています。「仕事の質の達成」「仕事の量の達成」、「チームワーク」、「人材の育成と雇用のプロセス」です。4つのうち「チームワーク」をのぞく3点についてはフレキシブルワーキングが有効だということがわかりました。
「チームワーク」については特に可もなく不可もなくという結果ですが、人によって勤務時間や勤務地が異なる以上、同僚と過ごす時間は少なく、やむをえない結果といえるでしょう。

フレキシブルワーキングにおいては、時にワークライフバランスへの欲求とキャリアアップへの懸念が交錯します。
時間や場所の制約から解放されることは、仕事とプライベートとのよりよいバランスがとりやすくなり、これは多くの人が求めるところでもあります。
一方で、仕事においてきちんとした成果をあげているとはいえ、オフィスをあけることが多いと、上司に自分を認めてもらうチャンスが減るのではないか、というキャリアアップへの懸念を抱く人が多いのも事実です。
しかしながら、総合的に見るとフレキシブルワーキングは従業員のパフォーマンスにおいて良い結果につながることが多く、いくつかの段階を踏むことでより有効になるといえそうです。
手段のひとつは、クラウドコンピューティング等のテクノロジーの活用です。環境を整え、上手に利用することによって業務効率もあがり、また、従業員同士および上司と部下との信頼関係を確立させることもできるでしょう。

時代の変化に応じて、雇用主と従業員の関係も変化が求められています。いまフレキシビリティは過去にない重要性をおびてきているようです。

As times change, the relationship between the employer and employee must likewise evolve to reflect changing needs. It appears that the current need, as ever, is for flexibility.

出典:フレキシブルワーキング&パフォーマンス/クランフィールド大学

参考:HR IN ASIA
http://www.hrinasia.com/recruitment/why-big-names-support-flexible-working/