【アクティブシニアの活用例】60代70代の元ITエンジニアを専任コーチとして雇用~元ミュージシャンコーチや資格マニアコーチが「ほったらかし」のITエンジニアを救う!?~経験豊富なアクティブシニアのコーチにより、社員の昇給者数が3割増

bold

ITエンジニア人材アウトソーシングサービスを提供する株式会社ボールド(本社:東京都港区赤坂、代表取締役:澤田敏、以下ボールド)は、社内制度の一つ、専任コーチ制度においてアクティブシニアの採用を強化することを決定致しました。

専任コーチ制度は、普段客先に常駐する社員に、専任のコーチが担当として付き、キャリアアップに関するフォローや客先での悩み相談等を通してフォローアップを行い、社員の成長や帰属意識の向上を支援する制度です。

日本政策金融公庫によると、2015年には全人口のうちの26.7%が65歳以上となり、2020年にはこの割合が更に高まり29.1%となることが予測されています。それに伴い、生産年齢人口も減少の一途をたどり、2020年には59.2%となり、生産年齢人口が総人口の約半数となっていく見込みとなっています。*1

少子高齢化の進行が深刻な状況ですが、この状況に立ち向かう為に『アクティブシニア』に注目する企業が増えています。アクティブシニアとは、自分なりの価値観を持ち、定年退職後にも、趣味やさまざまな活動に意欲的な、元気なシニア層、とくに、2007年以降に定年を迎えた団塊の世代をさすことが多いと言われています。平成28年版高齢社会白書によると、シニア層(60歳以上)のうち71.9%が「就業意欲がある」と回答しており、趣味や日々の生活だけでなく就業に対しても意欲的なアクティブシニアが多い傾向にあることがわかります。*2

このような社会的背景を踏まえて、現在ボールドでは、2014年に策定した中期経営計画のうちの一つの計画である『少子高齢化と闘う会社』となる事をめざし、アクティブシニアの活躍の場を作ることに積極的に取り組んでおります。その取り組みの一つが専任コーチ制度です。

専任コーチ制度は、客先常駐で働く社員のフォローを強化し、成長を推進する為にはどうしたらよいのかという課題からスタートした制度です。従来、客先常駐の形態をとっている会社の多くが、お客様先に常駐したら常駐しっぱなしといった社員を「ほったらかし」状態にする傾向にあり、今までボールドもそれが理由で転職を考えるエンジニアに多く出会ってきました。また、悩みを相談できる人がおらず精神的に追い詰められ、うつ病を発症するエンジニアも少なくないのが現状です。

この現状の課題を解決し社員の成長を促す為に、IT業界での就業経験がありマネジメント経験も豊富に持ったアクティブシニアをコーチとして採用し、社員を専任でサポートする『専任コーチ制度』がスタートしました。

専任コーチが担当する業務は、人事評価制度における社員の目標設定やアクションプラン立案に対するアドバイスから始まり、月に一度のマンツーマンでのミーティングで目標の進捗の確認とフォロー、現場での悩み相談、キャリアに関する相談等、社員がITエンジニアとして最大限のパフォーマンスを発揮する為の支援を全面的に行います。また、ITエンジニアとしての成長だけでなく、ビジネスマンとしての仕事の仕方を厳しい時代を駆け抜けたアクティブシニア世代のコーチから学ぶことが出来ていると言っている社員もおります。

アクティブシニアをコーチとして採用したことにより、社内で一番プラスの効果が表れているのが昇給する社員の増加です。ボールドでは社員に半年に一度の目標を設定させ、その達成状況で給与の見直しを行う人事評価制度を導入しています。専任コーチ制度が始まってからは、昇給する社員の割合が43.2%(2017年2月実績)程だったところ、74.3%(2017年8月実績)となっております。これは、コーチのフォローにより目標を達成する社員が増加したことが理由として考えられます。

2015年8月に1人目のコーチが参画し、現在は13名のコーチが活躍しており、今後も社員数の増加に伴い、コーチの採用もより積極的に行う計画となっております。

それぞれのキャラクターを活かし、ボールドの専任コーチ制度で活躍するアクティブシニア

~最年長コーチ。70歳のコーチが専任コーチ制度の仕組みを一から作る~
大学卒業後、メーカー系SIへ入社。 システムエンジニアとして官公庁等のシステム対応に携わり、ソリューション本部長を経て取締役に就任。その後、グループ会社の取締役を就任し、定年退職後、システム開発会社の社長に就任。ボールドにはコーチの第一号として参画。社員のフォロ-を行う他、コ-チ制度の仕組みづくりにも精力的に携わる。 現在70歳。

~元ミュージシャンコーチ。秘密基地に社員を招待~
大学卒業後、音楽家の道に進み演奏活動を行った後、人事やIPO関連の業務を経験。最終的に、ネットワークインテグレーション事業会社にて総務人事部長を務める。定年退職後も人事や経理等の経験を活かし様々な分野で実績を残し、ボールドへ参画。コーチとして総勢36名の社員のフォローを行う。多趣味な人柄から、自宅に『秘密基地』を持ち、そこに社員を招き交流会を行う等、社員からの人気と信頼を集めている。現在64歳

~資格マニアコーチ。社内ブログ開設~
大学院卒業後、大手メーカーへ入社。通信システムや情報システムの研究開発を専門で経験する。数多くの技術調査や特許活動に取り組んだ実績がある。大学との共同研究や非常勤講師としても活動している。定年退職後、ボールドへ参画。社員のフォロー以外にも、執筆活動の経験や資格取得マニアというキャラクターを活かして、一部の社員とタッグを組み、社内ブログを開設し注目を集めている。

今後もボールドは、アクティブシニアの活躍の場を拡大し、IT業界の新たなスタンダードを生み出し、よりIT業界を魅力的な業界に革新して参ります。

*1:働くシニア世代、支える中小企業~定年後の再就職・再雇用・定年延長などに関する高齢者人材の働く事情・働きがい・職業意識・企業側の対応とは~ 日本政策金融公庫
*2:『平成28年版高齢社会白書』 内閣府

ボールドについて

http://www.bold.ne.jp/

ボールドは、ITエンジニアのアウトソーシング事業を展開する企業です。官公庁から一般企業まで幅広いユーザーに対してIT人材によるサービスを提供しております。特に、社員の教育に力を入れており、人間力を兼ね備えたITエンジニアを育成し、品質のよいサービスをユーザーに提供しております。
人間力を兼ね備えたITエンジニアを育てることにより、IT業界の『35歳定年説』を覆していくこと目指しております。

リリースに関するお問い合わせ先

株式会社ボールド 経営戦略本部 広報担当 徳永
TEL:03-5545-7177
FAX:03-5545-4417
E-mail:keisen@bold.ne.jp