求人数は過去8年間で最多数レベル(シンガポール)

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シンガポールでは、今年の第一四半期、求職者の割合がわずかに上昇しているにもかかわらず、求人数は過去8年間の最高水準に達しました。
人材省の発表によれば、62,500件の求人が出ており、2006年以降、最高の数を記録しています。

一方、失業率は1月から3月にかけて2%上昇しており、昨年末と比較しても1.8%増えています。失業率の数値は過去2年間この範囲で低迷しています。

シンガポール市民権を持つ人々の失業率は2.8%から3%にアップし、シンガポール居住者については2.7%から2.9%に増えました。

この現象について専門家は、求職者の持つスキルと求人側の要求との不一致の問題を示唆しています。
また人材省は「増加している求職者の多くは、充分な教育のない人々で、このような人々に対して、充分な報酬の得られるより多くの仕事が与えられれば、こういった不一致は解消される可能性がある」としています。
実際、数字の上では、求職者1人あたり1.33件の求人がある計算になります。

「産業界と国内労働力の間で不一致が起こると、失業率と求人数は同時に上がることがあります。」とエコノミストのホー氏は述べています。
「また他の要因としては、雇用者と労働者の賃金に対する期待値のギャップがあります。」

中小企業協会代表のウィー氏は、このような現象が雇用市場の遷移に影響を及ぼすと見ており、「中小企業協会では人事制度を向上させ、福利厚生等の充実や賃金アップによって、従業員にとって魅力的な職場づくりを目指しています。労働者の方々には、より広い分野での職を検討して頂き、また自分自身が希望する分野に必要なスキルの向上に努力して頂きたい。」と述べています。

人材サービスのアデコによれば、求人数が最も多いのはサービスの分野で、特に、小売、銀行、保険、金融の現場スタッフの需要は継続的に高くなっています。

第一四半期に解雇された人の数は3,110人で、昨年末の3,660人より少なくなりました。
また居住者で25週間以上失業中の人は3月には12,900人で、前年の13,700人を下回っています。
一方、雇用者の総数は予測数より28,300人多くなっています。

アデコシンガポールのへレモンズ氏は、労働市場は求職者によって大きく動かされるとみており、機会を待ち、様子を見ながらアプローチする多くの求職者がしばらくは多くなるとしています。
「採用する企業は、この状況をしっかりと把握し、競争力のある、魅力的なオファーを提示することが求められています。」

Hiring companies need to be aware of this and make job offers both competitive and enticing.”

参考:asiaone BUSINESS
http://business.asiaone.com/news/news/job-vacancies-hit-highest-level-eight-years