【HR Tech特集】新卒採用の新たな味方「就活メンター」とは

HR Techの正体にせまる!今話題のHR Techサービス特集

ここ数年ですっかりなじみの言葉となりつつあるHR Tech。「言葉は知っているけれど、その本質は今いち、よく分かっていない…」「日々登場し続けるさまざまなサービスを把握するのは一苦労…」 この記事ではそんな人に向けて、今話題のHR Techサービスを掘り下げてご紹介します!


株式会社Orario
代表取締役CEO
芳本 大樹氏

よしもと・ひろき/1992年生まれ、立命館大学卒。通信系の会社で2年間営業を経験したのち、大学在学中にサークル活動の中で作った時間割管理アプリで現CTO井口と共に起業。趣味は筋トレと外食。

インターン・SNS・逆求人・ダイレクトリクルーティングなど、採用チャネルが多様化している一方で、採用担当者にとっては負担の増加が悩みの種となっている。そんな採用担当者の負担を軽減してくれる存在として注目され始めているのが、学生の就活の悩みを聞く社会人や就活を経験した学生、通称「メンター」だ。

今回はそんな「メンター」を活用した新しい新卒採用手法について、株式会社Orarioで代表取締役を務める芳本大樹氏に話を聞いた。

新卒採用で採用担当者が抱えがちな課題とは

ナビサイトやイベントなどのいわゆる「従来の採用手法」は「一定の成果はあげられるものの、効率が悪くなってきている」と語る芳本氏。

「ナビサイトやイベントなどによる既存の採用活動は今でも行われており、一定の成果もあげています。しかしこれらの採用手法は、企業の認知度の高さが成否を分けます。知名度の高い企業に人気が集まりやすいですが、一方で認知度の低いBtoBの業界やベンチャー企業では、なかなか学生が集まりにくいことが多いです」

「また認知度の高い企業では、エントリーが多すぎて学生のスクリーニングが大変になる状況に陥ってしまいがちです」

一方で、ダイレクトリクルーティングや逆求人など「新しい採用手法」と言われる採用チャネルにも課題があると言う。

「ダイレクトリクルーティングや逆求人などは、採用担当者側が最初にスクリーニングができます。採用担当者側もある程度学生のレベルが事前に把握できるため、学生と会った時のマッチ度は非常に高いです」

「一方、候補者一人ひとりに丁寧にオファーを送る必要があるため、採用担当者の工数が大きくかかります。今後もダイレクトリクルーティングサイトに登録する学生が増えると予想される中で、採用担当者の負担をいかに軽減していくかが重要になってきます」

学生は就活の相談を社会人にするのがトレンド

新卒採用のチャネルが多様化する中で、就活生の動向を把握することが難しくなってきている。最近の学生は、就活で必要な情報をどのように収集しているのだろうか。

「今は口コミサイトなどによるオンラインの情報があふれており、そこで情報収集している学生は非常に多いです。またオフラインでは、ひと昔前はキャリアセンターを頼っていましたが、今はマッチャーやビズリーチキャンパスといったOB訪問のためのマッチングサービスを活用して、社会人に相談をしている学生が多いです」

「さらに、最近は就活を終えた学生が就活生の相談にのるというパターンも増えているようです。ただ、こういった相談にのってくれる人たちは、完全にボランティアとして学生をサポートしている事も多いです。そのため就活生の継続的なサポートは難しいという課題もあります」

「就活メンターズ」とは

採用担当者はチャネルが多様化・複雑化することで負担が増加している。一方で学生も就活の悩みを継続的に相談できる人がいないーー。そんな双方の課題を解決するためにリリースした「就活メンターズ」とは、いったいどのようなサービスなのだろうか。

「『就活メンターズ』とは、全国で活動するメンターが就活生の相談にのり、学生に合った会社を紹介する新卒のリファラル採用サービスです」

「採用担当者の方は『どんな新卒人材がほしいか』という求人要件を掲載するだけで、最適な学生の推薦文を受け取ることができます。これは、全国のメンターがもつ学生のネットワークを活用できるということです。また学生は相談したい社会人メンターを自由に選び、自分のキャリアについて相談できます。社会人のメンターは学生にキャリアアドバイスを行い、相談に乗っている学生にとって最適な会社に推薦文を送ることができます」

「メンターは担当した学生が紹介した企業に就職すれば成果報酬を受け取ることができます。そのため今まで就活生の相談にのるインセンティブがなかった社会人も、より力を入れて学生の就活支援におこなえるようになると考えています」

また、メンターが内定後もフォローを行うことにより、内定辞退率低下の一助にもなるという。

そんな「就活メンターズ」の今後の目標は何だろうか?

「一人の学生に対して必ず一人以上のメンターがついているという文化を作るとともに、CtoCtoBの人材紹介を一般化したいです。中古ショップでは見つからないものがメルカリでは見つかることがあるように、CtoCのビジネスにはまだまだ大きな可能性があると考えています」

「『人材紹介会社では見つからないけど全国のメンターをたどれば見つかる』というような、個のネットワークを活用して欲しい人材に巡り会えるプラットフォームを実現していきたいです」

全国の社会人を採用協力者にできる『就活メンターズ』概要はコチラ

(HRog編集部)