近年、転職が当たり前の時代となり、自ら主体的にキャリアを形成していく「キャリア自律」が注目を集めている。しかし実際には、自律的にキャリアを形成できている社会人は少ない。働き手が自らキャリアを形成していけるよう、転換していくことが今後の課題ともいえる。
Sansan株式会社は、名刺アプリ「Eight」に新機能「キャリアタブ」を搭載し、キャリアプロフィール「Eight」へと変更した。また、サービスタグラインを「名刺でつながる、ビジネスのためのSNS」から「名刺管理に、転職に」へと刷新している。
「Eight」は名刺管理アプリで、名刺を撮影するだけで簡単に名刺を保存・管理できるサービスである。また、プロフィールを自動で生成したり、名刺情報を管理や検索出来たりする機能を提供している。
今回搭載された「キャリアタブ」機能の特徴は以下の通り。
キャリアアップに役立つスキルを学ぶことができるようになった。内容を簡潔にまとめたレポートだけでなく、動画で全編を視聴可能であり、思い立った時に学ぶことのできる機会を提供している。
「会社を知る、事業を知る」というテーマのもと、あらゆる企業にインタビューした内容がレポートと動画で紹介されている。また、企業の動画を視聴することでその企業をフォローする機能が搭載され、関連するニュースや近況情報などを収集できる。
「Eight Career Design」利用企業の求人情報が、ユーザーの属性に沿って表示される。また、レポートやイベントを通じ、企業に直接応募することも可能だ。
スキルアップやキャリアアップに役立つオンラインイベントにリアルタイムで参加可能となる。主催者とオンライン名刺交換をすることで、イベントの開催10分前まで簡単に参加の申し込みが可能となっている。
これまでは同アプリを利用するためには名刺が必要であったが、今後は名刺が無くても新規登録ができる機能を開発中だという。また、同アプリ内でユーザーと企業が双方向でコミュニケーションを取ることができる機能も開発中だ。
同社は「キャリアプロフィール『Eight』は、ビジネスパーソンのキャリア自律を後押しするべく、今後も進化していきます」とコメントしている。