トラック運送業界では人手不足が深刻化しており、労働条件の改善などに取り組んでいる。しかしコロナ禍で通販の利用者数が増加して物流サービスの需要が急速に高まり、より人材の確保は難しくなっている。
また全日本トラック協会に加盟する事業者の多くは中小規模であり、自社の求人情報を求職者に伝える手段を持っていない。情報伝達手段が郵送やFAXのみであり、採用活動においてもインターネットを活用できていないという課題も抱えている。
こうした背景を受け、株式会社リクルートは、「Airワーク 採用管理」を活用したトラック運送業界の採用支援に向け、公益社団法人全日本トラック協会と協働することを発表した。
「Airワーク 採用管理」は簡単に求人募集ができる採用管理サービスである。最短5分で採用ホームページの作成ができ、すぐに募集を開始できることが特徴だ。
今回の協働ではLPの制作において同サービスを利用し、トラック業界初となる全国の求人情報を一気に検索できるスキームを構築して採用業務のデジタル化を進める。全日本トラック協会の会員事業者は、同サービスを使用して自社採用HPを無料で開設できる。
また国交省が手掛ける女性雇用促進プロジェクトである「トラガールサイト」とも連携し、女性がトラック運送業界の仕事探しから応募までを一貫してできるサービスを目指す。
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今後について同社は「社会のインフラとして需要が高い安定業界の求人情報と求職者の仕事探しの接点を創出することを目指していきます」とコメントしている。
【参考記事】全日本トラック協会とリクルートが協働 採用業務のデジタル化を進め、雇用マッチングを強化
