株式会社メタップスホールディングス、フリーランスを社員として採用する「トランジション採用」の支援を開始

出典元:株式会社メタップスホールディングス

近年の深刻な人手不足により、正社員を採用するのではなくフリーランスと業務委託契約を結んで人材を確保しようとする企業が増えている。一方で、フリーランスの一定数はライフステージの変化などをきっかけに正社員に戻ることを検討している。株式会社スリーシェイクの調査によれば、「将来的に正社員になりたい」フリーランスエンジニアは34.15%、「直近で正社員になりたい」フリーランスは7.20%だった。

このような背景から、フリーランスと企業のマッチングサービス「re:shine」を運営する株式会社メタップスホールディングスは「有料職業紹介事業」の許可取得に伴い、フリーランスを社員として採用する「トランジション採用」の支援を開始した。

トランジションとは

移行、過渡期、変わり目の意。人事領域では、キャリアの発達の過程において企業内で期待される新たな役割への転換期といった意味で使われる。
(出典元:日本の人事部

出典元:株式会社メタップスホールディングス

同サービスではフリーランスが正社員として働くことを選ぶことも「トランジション」であるとし、そういった人材を採用することを「トランジション採用」と名付けている。企業は業務委託期間でフリーランスと実務を通じてコミュニケーションをとり、マッチする人材を正社員として採用することが可能だ。

出典元:株式会社メタップスホールディングス

従来のフリーランス業界において、フリーランスの正社員化は要望毎に都度対応する形で行われてきたが、その際の料金は「違約金」や「紹介手数料」として200万~300万が相場だった。同サービスでは1名当たりの上限を120万とし、さらに業務委託期間に発生した利用料(フリーランス請求額の5%/月)を差し引く料金設定をしている。

同社は「フリーランスを正社員として採用することは、企業・フリーランス双方にとって、採用手法や働き方の選択肢が広がることに加え、入社後のミスマッチが少なくなるというメリットがあります。さらに企業にとっては、正社員化を視野に入れることができるため、フリーランス活用へのハードルが下がることも期待できます」とコメントしている。

人手不足解消のため、さまざまな働き方や採用手法が登場していますね。正社員の採用に課題を感じている担当者の方は、フリーランスとの契約やフリーランスの正社員化を検討してみてはいかがでしょうか!

【参考URL】フリーランスを社員として採用する「トランジション採用」を支援~有料職業紹介事業の許可を取得、手数料を業界最安値に~