近年あらゆる業界でデジタル変革やサービス化が進み、そこで働く従業員のアイデアや能力が競争力の源泉となり重要性が高まっている。つまり「人的資本」を見なければ今後企業価値を判断できなくなると予測されている。すでに米国や欧州を中心に企業に対して人的資本の情報開示を求められるような動きも出てきている。
Ploy株式会社は人のライフログデータから有用な情報を抽出して解析・可視化する信頼構築型SNS『Ploy(プロイ)』のサービス提供を開始した。
「Ploy」とは、人の肩書が羅列された履歴書ではなく人が歩んできた歴史をライフログに言語化し、今までの行動や思考を企業から客観的な評価を受けながら信頼が構築できるリファレンスチェックサービスである。企業はユーザーのライフログの情報に対し、自社だけでなく他社から受けた質問の回答や対応をもとにリファレンスチェックしDMでオファーを送れる。また、検索の際に使⽤するフリーワードや質問やりとりをAIや研究所でテキストマイニングし、本質的なペルソナ設計や企業の⼈的資本の⾒える化をサポートする。
利用方法は以下の通り。
1. ライフログ検索
フリーワード検索で各企業独自のペルソナに基づき絞り込める。
2.質問
各タレントが行動して積み上げたライフログ1つ1つに対し、チャットのように細かく質問できる。
3.マッチング
信頼構築後DMでオファーする。ライフログや質問への受け応え、また他社が過去に行った質問への回答などの情報や客観的な評価をもとに選考を進められる。
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また、同社の今後の展望は以下の通り。
・採用市場のピープルアナリティクス
転職や副業市場での中途人材やブラックボックス化されやすい学生(高校生、大学生)の、肩書だけでは語れないリファレンスをライフログをもとに可視化。研究所と連携してテキストマイニングをし、各社のペルソナを導き出す。
・プロフェッショナル人材のピープルアナリティクス
スポーツ選手、音楽家、画家などそれぞれの道のプロフェッショナルがどのように醸成されたのかを明らかにする。プロフェッショナルのライフログを通じ、指導現場の教育サポートツールとして活用可能。
・アプリユーザー同士でアクティブラーニングが生まれるEdTechに
経歴として記載できる資格がなくても、FacebookやTwitterなどと連携せずに心理的安全性が保たれた状態で個人間が学び合えるUXを提供。
学歴や職歴だけでなく、個人のルーツを可視化することに加えリファレンスチェックが可能なため、個人の本質を見抜くことに役立ちそうだ。
【参考URL】錯覚資産をなくす!“動き続ける履歴書”をデータ化する信頼構築型SNS「Ploy」が本格的にサービス提供を開始!