
障害者雇用において法定雇用率の段階的な引き上げが進む一方で、企業側では、法定雇用率の義務対象企業における達成率が50.1%に留まっており、約半数の未達成企業では専門的なノウハウ不足や採用の第一歩を踏み出せない状況が混在している。
障害者雇用促進法において定められている、従業員が一定数以上の規模の事業主は、従業員に占める身体障害者・知的障害者・精神障害者の割合を「法定雇用率」以上にする義務。
現在、民間企業の法定雇用率は2.5%であり、2026年までに2.7%まで引き上げられる予定である。
出典:厚生労働省
このような背景を踏まえ、障害分野でサービス展開をしている株式会社LITALICOは、「LITALICO仕事ナビ 求人広告掲載サービス」の提供を2025年10月より開始する。
新サービスの特徴として、全国どの地域からでも掲載可能で、地元の求職者に加え、U・Iターン、リモート人材など企業の採用選択肢を戦略的に拡大することが可能である。完全成功報酬型のため始めやすく、採用時には人材紹介より安価な想定年収に対して一律10%の手数料で利用することができる。また、就労支援事業所との直接連携により応募者の一元管理機能を提供し、LITALICOが培ってきたノウハウを活かした採用活動、選考、定着等に必要な情報をワンストップで得られるコンテンツを搭載される予定だ。

同社は「本サービスの基盤は、当社が『就労移行支援事業』の運営で培った求職者への深い理解と、『障害者雇用に向けた人材紹介事業』で得た企業の採用課題を解決する力です。この独自の視点により、単なる情報掲載に留まらない質の高いマッチングを実現し、持続可能な雇用を創出します」とコメントしている。

LITALICOの障害者雇用ノウハウが詰まっているシステムによって、法定雇用率達成に向けた採用ハードルが下がるのではないでしょうか?持続可能な雇用創出のため、このような取り組みは今後さらに重要になっていくかもしれませんね!
【参考URL】LITALICO、障害者雇用向け求人広告で手数料率一律10%とした完全成功報酬型「LITALICO仕事ナビ 求人広告掲載サービス」を2025年10月より提供開始
