株式会社MAP、障がい者採用を支援するマッチングプラットフォーム「タルセンeラーニング」を提供開始 | HRog

厚生労働省によると、民間企業の障がい者採用人数は18年連続で増加している。しかし実際の障がい者採用において、自社に適した人材を探せない、定着してくれないなどの課題がある。

株式会社MAPは2022年5月12日、企業の障がい者採用を支援するマッチングプラットフォーム「タルセンeラーニング」を提供開始した。

同サービスでは、2つの機能を無料で提供している。1つ目は障がいを持つ方が利用する就労支援事業所向けの「ITスキルを取得できるeラーニングシステムと就職支援ツール」、2つ目は、障がい者の採用を検討する企業向けの「人材データベースと採用・定着支援ツール」だ。

2つの機能の特徴は以下の通り。

ITパスポートやMOSといった資格取得対策、またビジネスマナーのセミナーなど、デジタルスキルを習得できるeラーニングシステムを提供する。eラーニングの受講者は人材データベースに匿名で登録され、採用担当者からスカウトを受け取ることができる。

障がい者採用を検討中の企業は、上記のeラーニング受講者が登録されたデータベースを提供してもらえる。データベースの情報には学習進捗度や障がい種別、配慮事項が含まれており、自社に適した人材を検索やスカウトすることができる。

同社は今後について「サービスクオリティを保ちながらカリキュラム内容及びデータベースの検索機能を向上させることを目標に、2022年度中にeラーニング学習者600名、採用検討企業200社への提供を目指します」とコメントしている。