近年、人工知能技術の進歩に伴い幅広い業界でAIの活用が進んでいる。マイナビ株式会社も、これまでHRやメディア事業の領域でデータの活用をはじめとしたAIの活用、DXの推進を進めてきた。一方で同社は、自然言語処理を伴うDX推進に関しては技術的な課題を抱えていたとして、2022年5月から株式会社ELYZAが開発する大規模言語モデル「ELYZA Brain」を活用した業務効率化の実証実験を行っていた。
同社は2023年5月31日、「マイナビバイト」において同大規模言語AIの実証実験に成功し、実装を開始した。
同社はこの実験で、一部の原稿作成業務において平均30%の業務効率化の実現に成功した。これにより、月間で約500~700時間原稿作成時間が短縮される見込みだ。
同社は今後の展望について「創出された時間を、サービスの拡充と原稿の品質向上に充てることで、企業と求職者一人ひとりに寄り添った求人広告を提供いたします」とコメントしている。