求人票の作成において、多くの人事担当者が対象職種の仕事内容や、採用したい人材の条件の言語化に課題を感じている。パーソルキャリア株式会社が人事担当者に対して求人作成時の課題を尋ねた調査において、31%の人事担当者が「対象職種の仕事内容に馴染みがなく求人要件を言語化できなかった」「求人票作成の経験がなく、求人要件を言語化できなかった」「内に知見のない新たな求人要件を決める際に、採用したい人材の条件を言語化できなかった」と回答した。
パーソルキャリア株式会社は2023年7月12日、求人票作成支援サービス「HR forecaster」において、求人票に記載する職務内容を充実させる新機能「ヒアリングノート」を提供開始した。
HR forecasterは過去求人データをもとに最適な求人要件を作成できる採用支援ツールである。今回追加された新機能では、募集を行う職種を選択すると、求人要件の決定に必要なヒアリング項目が自動で提示される。専門的な内容も網羅されているため、それらの項目を現場社員にヒアリングしてまとめるだけで、採用担当者の経験や知識にかかわらず充実した求人票の作成が可能となる。
ヒアリング項目は、転職サイト「doda」に蓄積された求人票情報をもとに最適なものが表示される。現在は求人数が多い「ITエンジニア」「総務」「マーケティング」など61職種が対象となっているが、今後150以上の職種へ拡大予定だ。
転職希望者が知りたい項目が明確化されるため、仕事内容に馴染みがない職種でも求人票の内容を簡単に充実させられるだろう。
【参考URL】転職サイト「doda」に掲載されている求人情報を元に開発 求人票作成を支援する新機能「ヒアリングノート」をリリース