株式会社ラフール、目指す組織への貢献度がわかるミライ適性検査「テキカク」の提供を開始

採用におけるミスマッチは早期離職に繋がり、企業に大きな損失を生む。公益財団法人東京しごと財団が発行する「早期離職防止ガイドブック」によれば、入社3年以内の早期離職による企業の平均損失額は、採用や育成コスト・給与や社会保険料・離職後の採用や育成コストを含めると1人あたり約800万円にも及ぶという。

ミスマッチを防止するべく適性検査を活用する企業も多いが、従来の適性検査は応募者の適性予測に個人的要因のみを用いており、組織風土や在籍社員の価値観や相性などの環境要因とのマッチ度を測りづらいのが課題であった。

株式会社ラフールは2023年8月21日、目指す自社の未来に採用候補者がどれだけ貢献できるかをAIが解析する適正審査サービス「テキカク」の提供を開始した。

「テキカク」は組織形成のために必要な人材タイプを蓄積したビッグデータをもとに、目指す組織像と採用候補者とのマッチ度を可視化できる適性検査サービスだ。

適性検査の結果から目指したい組織像と求職者の差分を測定し、求職者が組織形成に貢献する可能性をA〜Eの5段階で判定する。また候補者の傾向を組織人材の「いまに多いタイプの傾向」「ミライに多いタイプの傾向」と比較・分析ができるため、現在の組織風土に合った人材・これから実現したい組織像に合った人材のどちらも見極めが可能だ。

また生産性の高い既存社員と採用候補者の特性がどの程度類似しているかの判定もできる。

同サービスは「入社後しかわからない」と思われがちな環境要因とのマッチ度測定を可能とした点が画期的だ。人的資本経営が推進される中、これから実現したい組織像に合う人材を見極められるサービスの需要は高そうだ。

【参考URL】ラフール、目指す”ミライ”の組織への貢献度がわかる新サービス ミライ適性検査「テキカク」の提供を開始