多くの企業が内定式を終え、24卒の新卒採用もいよいよ終盤に差し掛かっている。
株式会社リクルートは、同社が運営する「リクナビ2024」の学生調査モニターを対象に、「就職プロセス調査」を実施した。
調査結果は以下の通り。
24卒の学生に10月1日時点で内定(内々定)を持っているか尋ねたところ、92.0%が「持っている」と回答した。前年同月比 – 1.8ポイントと、前年同水準の結果となった。
24卒の学生に10月1日時点で就活を実施しているか尋ねたところ、10.4%が「実施している」と回答した。
就職活動に対する感想や考えを自由回答式で尋ねたところ、「内定式に出席した際、雰囲気をより感じることができた」や「内定式があり、多くの先輩方とお話をする中で不安に感じていたことも解消された」など、内定式を機に入社に向けて前向きな気持ちになったという声が集まった。一方で「配属が未だ決まっていないのが不安に感じた」や「入社までに半年あるため本当にここで良かったのか不安になってしまう」などの不安の声も寄せられた。
詳細結果はコチラ
9割の学生が就職活動を終了し、新卒採用もひと段落感があるものの、入社を前に自身のキャリアや就職先に不安を感じる学生もいるようだ。企業は引き続き、積極的にコミュニケーションの機会を設け、学生に寄り添っていくことが必要となるだろう。
調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:2024年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2024』にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生4,564人(内訳:大学生3,574人/大学院生990人)
有効回答数:大学生 954人/大学院生 302人
調査実施期間:2023年10月1日~10月3日
調査機関:就職みらい研究所