現在の人材採用は、求人広告媒体を利用して行うのが一般的である。しかし、近年の人材獲得市場の激化により、応募数を増やすため複数媒体の利用や自社の採用オウンドメディアの運用に取り組む企業が増えてきた。採用管理が煩雑になることで効率の悪さや採用費用の高騰に悩む企業も少なくない。
Indeedは2024年1月30日、「Indeed PLUS」をリリースした。
「Indeed PLUS」はIndeedによって開発された求人配信プラットフォームである。同サービスは複数の求人広告媒体・ATSと連携し、多様な求職者と仕事のマッチングを促進させる。世界60ヵ国以上でサービス展開しているIndeedだが、Indeed PLUSの導入は日本市場が初めてとなる。
同サービスを利用して求人を出稿すると、「Indeed」「リクナビNEXT」「タウンワーク」など連携している求人サイトにも自動で掲載される。そのため広告費用を抑えてより多くの求職者にリーチが可能となり、応募数の増加も見込める。さらに「Airワーク 採用管理」「ジョブオプ採用管理」などの採用管理システム(ATS)との連携により、応募者管理や求人広告記事の編集などを一元管理できる。また、企業の求人情報や求職者の応募情報は全サイトで統一されたフォーマットで掲載されるため、採用効率の向上を図ることができる。
求職者は複数の求人サイトを行ったり来たりせず1つのサイトだけで求人を見られる上、統一されたフォーマットで求人を比較できるため、効果的に自分に合った仕事を見つけることが可能となる。
Indeed PLUSは2024年2月以降も順次、「フロム・エーナビ」「とらばーゆ」「はたらいく」などの媒体と連携を予定しているという。円滑な採用プロセスの実現や、コスト効率の向上が期待できそうだ。
【参考URL】多様な求職者と多様な仕事の効果的なマッチングを実現する新たな仕組み「求人配信プラットフォーム『Indeed PLUS』」1月30日より提供開始!