内閣府が発表した「女性版骨太の方針2023」では、プライム市場上場企業に対し「2030年までに、女性役員の比率を30%以上とすることを目指す」、「2025年を目途に、女性役員を1名以上選任するよう努める」ことが目標として掲げられている。しかし経団連の調査によれば、2024年7月時点で女性役員の割合は16.1%に留まっているという。
このような背景から株式会社ネオキャリアは、上場企業を中心に女性に特化した社外取締役の採用を支援するサービスの提供を開始した。同サービスでは候補者の選定から企業とのマッチングまで一貫したサポートが行われる。
また候補者には、企業で取締役を務めた経験がある人材だけでなく、弁護士、公認会計士、大学教授など登用に適した職歴をもつ未経験の人材も対象としていく。
同サービス責任者の紹介事業本部 平原和人氏は「少子高齢化が進む現代において、企業が持続的に成長するためには、多様な視点とリーダーシップが求められます。当社は、女性社外取締役の採用支援を通じて、企業内の女性役員の比率を高め、多様なイノベーションの創出とガバナンス強化を推進してまいります。そして、すべての人が活躍できる環境を提供することで、企業の未来をサポートしていきます」とコメントしている。
女性版骨太の方針で目標が設定されているものの、女性の役員登用はあまり進んでいないのが現状です。女性活躍推進のため、今後も同サービスの動向に注目していく必要がありそうです!
【参考URL】「女性社外取締役」に特化した人材採用支援サービス開始 未経験の女性候補者を紹介し、活躍機会の創出を図る ~内閣府が掲げる2030年女性役員比率30%の目標に向け展開~