新卒採用の形が変わりつつあります。
大量エントリーによる非効率的な採用選考や、新卒を逃すと正規雇用の就職が
難しくなる問題等、新卒採用にまつわる問題が取り沙汰されることが増えました。
また、新卒一括採用自体についての是非も盛んに議論されています。
目次
【参考】
【第9回】 新卒一括採用を否定するのは、バカである。|川上量生の胸のうち|川上量生|cakes(ケイクス)
「新卒採用なんかぶっこわせ」 堀江貴文さんたちの考える”21世紀の働き方”とは
http://www.huffingtonpost.jp/2013/12/17/2020-working-event-report_n_4457291.html
TAIZO SON’S BLOG • 仕事を決める条件
http://taizoson.tumblr.com/post/20319163013
大前研一氏が斬る「就活」 「新卒一括採用」に国際競争力なし 「就活」が日本をダメにする WEDGE Infinity(ウェッジ)
新卒一括採用是非の論点として、海外との比較がよくされますが、
実際、海外の新卒採用はどのように行われているのでしょうか。
ということで、今回のHRogまとめでは、海外の卒業生向け求人サイト・
インターンシップ求人サイトをまとめてみました。
新卒採用の実情までは分かりませんが、海外ではこういう卒業生向けサイトが
あるんだな、と参考にしていただければ幸いです。
※【参考】の記事は、各国の新卒採用の参考になりそうな記事です。
グローバル
言わずと知れたLinkedInでは、大学卒業生に対する募集・インターンシップの募集も
非常に多く掲載されています。
ワールドワイドに人材サービスを展開しているMonsterの提供する
MonsterCollegeや、2008年に卒業生だった3人で創業したという
GradConnection等、グローバルに展開しているサイトも多いようです。
アメリカ
卒業後の就職にインターンシップが不可欠とも言われるアメリカだけあり、
インターンシップ求人サイトもたくさんありました。
15個ものインターンシップを完了したLauren Bergerさんによる、
InternQueenと言うユニークなインターンシップ紹介サイトもあります
(ブログっぽいサイトですが、求人掲載は有料です)
※以下の記事ではインターンの経験が重要視されている現状を伝えています。
賃金の発生しないインターンシップをせざるを得ない就活生の状況についての懸念もあるようです。
【参考】The Thing Employers Look For When Hiring Recent Graduates – The Atlantic
イギリス
留学生が多いからか、イギリスの大学を卒業した外国人向けのサービス
もあります。
北米・ヨーロッパ
GTIグループがヨーロッパ、アジアで幅広くサービスを提供しているようです。
デンマーク発のGraduatelandと言う世界中の仕事を紹介するサイトでは、
表示言語の選択が9ヶ国語もあり、さすがヨーロッパと思わせます。
カナダ
アイルランド
ドイツ
アジア
今回のまとめは趣旨が異なるため取り上げていませんが、アジアでは、
海外の人材に対してのインターンシップ求人サイトが多く見受けられました。
一見リゾート旅行のような求人になっており、優秀な外国の人材を引き入れる為の
インターンというのも興味深いです。
シンガポール
マレーシア
中国
【参考】香港で成功するための働き方–日本との3つの違い
http://japan.cnet.com/marketers/sp_realajia/35055655/
韓国
ベトナム
【参考】ニュースレター *** 準備号 – ベトナム経済研究所
http://www.oeri.co.jp/doc/newsletter.doc
【参考】ベトナムの若者も”就活”に苦戦、大卒資格も意味なく
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0621&f=column_0621_114.shtml
タイ
【参考】PERSONNEL CONSULTANT MANPOWER
http://personnelconsultant.co.th/find_staff/labor_market/
【参考】タイ王国和僑会
【参考】タイにおける大学生の職業選択に関する事例研究
http://kamome.lib.ynu.ac.jp/dspace/bitstream/10131/1482/1/KJ00004473276.pdf
【参考】財団法人 海外職業訓練協会
http://www.ovta.or.jp/info/asia/thailand/tha_130201_1.html
まとめ
いかがでしたでしょうか?
近頃、日本では新卒採用にたいする新しいサービスや採用方法等が、
次々と出て話題になっています。
ドワンゴさんの「新卒入社試験の受験料制度」や、
「ゆるい就職」等の
新しいワークスタイル、通常の求人広告には載らない様々な職業を体験できる
サービス、第二新卒と呼ばれる新卒初年度に就職できなかった人に対しての
サービス等、新卒採用の形も変わりつつあります。
(詳しくは前回・前々回のまとめをご覧ください!↓
「人事担当者が見ておくべき、ちょっと変わった求人サイト7選」、
「新卒採用サービスまとめ」)
海外の卒業生向け求人サイトでは、アメリカを筆頭に、インターンシップの求人サイトが目立ちました。
企業が即戦力を望む傾向にある昨今、日本でも
インターンシップ求人サイトが増えていくのではないのでしょうか。
日本の新卒採用がどうなるのか、HRogでも引き続き注目していきたいと思います。