「求人情報 on Facebook」と「engage」「HR Hacker」が連携

新型コロナウイルスの流行は雇用市場にも大きな影響を与えた。一部の企業では従業員の解雇を余儀なくされ、特に非正規労働者の解雇や雇い止めが問題となっている。一方で、医療関係など、企業によっては人材不足に直面し働き手を必要としている。

今回Facebook Japan株式会社は同社の運営する「求人情報 on Facebook」とエン・ジャパン株式会社の採用支援ツール「engage」、インビジョン株式会社のクラウド採用管理システム「HR Hacker」の連携を決定した。本連携によりengageやHR Hackerに掲載された求人がFacebookの求人情報機能に一括掲載され、より多くの中小ビジネスがFacebook上で人材にリーチ可能になる。利用者はより簡単に求人を探して応募できる。

「求人情報 on Facebook」とは、あらゆる規模のビジネスがFacebook上で適切な人材を探し、募集から採用まで行えるサービス。ビジネスページの管理者がFacebookページから簡単に求人を投稿できる。求人情報はFacebookページ以外にも求人のブックマークやニュースフィードなど、Facebookのさまざまな場所に表示される。
同サービスの活用方法は下記の通り。

ビジネス側の活用方法

・求人投稿
Facebookページから求人情報を掲載する場合は役職、職種、給与など条件を入力し、無料で掲載可能。

・リーチ
Facebookページ、求人のブックマーク、お知らせ、グループ、ニュースフィードなど、Facebook上のさまざまな場所で求人情報が掲載され、利用者の目に届く。
求人情報をより多くの利用者に周知させる場合は、Facebook広告を使用して宣伝できる。

・直接やり取りが可能
応募後の求職者とはMessengerを通してやり取りを行い、求人から採用まで全てFacebook上で完結できる。

・採用管理システム(ATS)を通じた利用
連携している採用管理システムを利用し、求人作成をシステム上で行えばFacebook内でリーチを広げられる。

求職者側の活用方法

・求人検索
Facebookのメニューから「求人」を選択、あるいはブックマーク にアクセスすると募集中の求人を検索できる。

・応募管理
希望の求人への応募は、Facebook上の応募フォームに直接記入する。応募フォームには利用者のプロフィールに設定された氏名や職歴が自動で表示されるが、応募前に編集し情報の公開範囲を自身で管理した上で応募できる。

・直接やり取りが可能
応募後はMessengerのスレッドが開き、Messengerを介して応募した企業と直接連絡を取れる。

今回の連携について同社は「世界中の人々やビジネスをつなぐFacebookのノウハウを活かし、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行という困難な状況下において、Facebookの求人情報機能で企業や求職者の緊急のニーズである採用や職探しのサポートをしたいと考えています」とコメントしている。

【参考URL】Facebookの求人情報機能とengage・HR Hackerが連携を発表