日本の障がい者雇用は過去10年で倍増している。障碍者雇用が着実に進んでいるとも言える一方、就労可能障がい者人口に対する就労率は健常者に比べ格段に低い状況である。
株式会社 USEN-NEXT HOLDINGSは2021年6月8日、株式会社アクティベートラボと共同で開発した新たな人材募集サイト「Career Opportunity For DIVERSITY」を開設した。
「Career Opportunity For DIVERSITY」は、障がい者の雇用から就業環境整備にいたるまでの基礎情報を詳細に管理できるサービスである。「身体」「精神」「発達」「知的」の障がいの大きな4つの区別で入口を分けられているため、個々に異なる事情を持つ障がい者のニーズに答えることも可能だ。
身体障がい者は、「ブイくん」というシステムで当事者情報を入力する。そのほか、精神、発達、知的障がい者も簡単なフォームで障がいに関する細かい情報が素早く入力できる。
今回のサービスについて同社は、「このプログラムにより、障がい者も健常者と同じように適材適所で配属することが可能になり、業務効率化、離職率低下にも大きく寄与すると考えております」とコメントしている。
障がい者の方が適材適所で採用できるようになれば、社内のダイバーシティとインクルージョンの推進にもつながっていきそうだ。
【参考URL】USEN-NEXT GROUP、ダイバーシティ&インクルージョンを推進する画期的採用プログラム「Career Opportunity For DIVERSITY」をスタート