近年、スポットワーカーが働き方の多様化の影響により増加している。スポットワーカーと企業がマッチングするプラットフォームが多数リリースされたことが増加を後押しし、1000万人を超える規模になった。
株式会社ツナググループ・ホールディングスが2024年5月1日、「スポットワークマーケットデータレポート(2024年2月度)」データを発表した。
レポート詳細は以下の通り。
2024年2月度のスポットワーク求人倍率は0.92倍で、前月差-0.52ポイント、昨年差-0.03ポイントとなった。求人数が落ち着く1月と2月は例年通りの数値となったが、求人の需要がピークの12月と比べ1.69ポイント下落し、2023年2月ぶりに1倍を下回った。
賃金の格差をみてみると、2024年2月度スポットワーク平均時は1173円、通常アルバイト平均時給は1192円でアルバイト時給がわずかに上回る結果となった。また、最も賃金差が大きい運送・ドライバー系職種ではスポットワークが1160円、通常アルバイト1211円とアルバイト時給が51円高くなった。
スポットワークとアルバイト求人では大きな時給差がないことが分かった。企業は時給以外の働き方・条件を充実させ、求人募集時に求職者に対して魅力的な原稿へとブラッシュアップしていくことが重要となりそうだ。
【参考URL】単発、短時間、短期間で働くスポットワークの求人倍率は0.92倍 スポットワーカー平均時給は1,173円、5か月ぶりに通常バイト時給が上回る