株式会社Make Culture、実務経験が評価される新たな新卒向けマッチングサービス「学生転職」を提供開始

インターネットの普及で様々な選択肢を取れるようになった現代、学生の経験やスキル、価値観も多様化しつつある。一方、従来の新卒採用では長期インターンや起業などの経験はすべて「ガクチカ」として扱われ、学生と企業の適切なマッチングが行われていない現状があった。

この流れを受け、株式会社Make Cultureは2024年5月14日、実務経験のある学生とそうした人材を求める企業を繋ぐことを目的に、新たな新卒向けマッチングサービス「学生転職」をリリースした。

同サービスでは、学生が長期インターンや起業などで経験した企業を1社目と定義し、新卒で入社する企業を2社目と位置付けている。サービス名の通り、新卒入社が「転職」となることが特徴だ。

これまでの新卒一括採用では学生の実務経験が十分に評価されることがなく、入社後は誰であっても同じ立場からのスタートだった。同サービスにより、ビジネススキルや実務経験を培ってきた学生は一人一人が特別な人材として適正に評価される。

同社は「企業側が求める多様な人材ニーズと、個々の学生の実力をミスマッチなく繋げることで、日本市場の成長加速につなげます」とコメントしている。今後は同サービスを通じて、長期インターンや起業経験を持つ学生が入社時から幹部やマネジャー職で採用される新たな仕組みを作っていくという。

「学生が転職する」という新しい就活コンセプトは今後大きな注目を集めていくだろう。新卒一括採用の限界がたびたび指摘される昨今、人材企業は採用企業・学生双方のニーズを把握し、適切なマッチングスタイルを模索していく必要があるかもしれない。

【参考URL】【新卒採用に新たな選択肢を】これまでの実務経験を就活で活かせる『学生転職』をリリース