「初めてのスタートアップ転職」を支援する株式会社BOXは、2024年8月29日(金)にスタートアップ向けコミュニティイベント「X-BOX(クロスボックス)」を開催した。本イベントは、スタートアップに転職した者(BOX卒業生)とスタートアップへの転職を希望する者が交流する場であり、毎月1回開催されている。今回は同イベントにHRog編集部が実際に参加し、BOX卒業生が参加する目的や交流の雰囲気についてレポートをお届けする。
X-BOX(クロスボックス)開催の背景
まずはイベント主催・司会を務めた櫻井氏にイベント開催の背景や想いを聞いてみた。
「X-BOX(クロスボックス)は、これまで月に1度開催されていたイベントから名称を変えてリスタートしました。規模を拡大したことで、参加人数も通常の20~30名から50名まで増えています。
規模拡大の背景には、BOXが2024年3月に実施したアンケート調査の結果がありました。調査では、初めてのスタートアップ転職に対して『不安がある』と感じている人が69%、『スタートアップで働く人の交流会があれば参加したい』と答えた人が89.2%でした。
このような結果を踏まえ、交流の場をさらに広げるために約3か月の準備期間を経て、満を持して本日を迎えることとなりました。同じスタートアップで働く人々との交流を通して卒業生の不安が解消され、スタートアップの勢いや刺激が日々の仕事へのエネルギーにつながる。そんな場になってほしいと思っています」
櫻井氏いわく、参加者は転職活動時にお世話になったエージェントへ恩返しの思いで参加する人が大半で「お世話になったエージェントに会えて嬉しい」「改めて感謝を伝えることができて良かった」などのコメントが多く寄せられるそうだ。
イベントコンテンツがスタート
イベントでは、BOXを使ってスタートアップ企業に転職した人と担当エージェントのトークセッションと、BOX卒業生・転職希望者・BOXエージェントの懇親会が行われた。
入場してみると会場内は活気に溢れており、卒業生とエージェント同士が積極的に交流している姿が印象的だった。開場直後から「久しぶり!」「◎◎社に内定決まってますよね!おめでとうございます!」などのやりとりが聞こえ、卒業生とエージェントの良好な関係性を伺うことができた。
まずはトークセッション。3つのテーマについて計3組のエージェント・求職者がトークをした。
- なぜ転職したのか?
- 転職活動はどう進めたのか?
- 転職活動を進めている時の印象に残っていることは?
トークセッションに登壇した3組の中には、学生時代の先輩であるエージェントと後輩である転職者が含まれていた。転職者は、「先輩としてではなく、BOXのエージェントとして伴走してくれる姿勢を見て安心してキャリアを任せることができた」と語る場面があり、BOXの本気の姿勢が伺えた。
またどのコンビも終始笑いが絶えず非常に和やかな雰囲気の中でトークが展開されており、エージェントと候補者の距離の近さや信頼関係の厚さを感じることができた。ほかの参加者たちは食事を楽しみながらも、トークセッションに真剣に話に耳を傾けている様子で、時にはそばにいた担当エージェントと一緒に自身の転職体験を振り返る姿も見受けられた。
BOX卒業生のリアルな声は?
終了後、参加したBOX卒業生にリアルな感想を聞いてみた。
「お世話になったBOXのエージェントや社員の方に会えて交流でき、大満足なイベントでした。またBOX社員の以外に、卒業生や他の会社の同職種の方と話せたのでとても勉強になり、良い刺激になりました」
「異業種の方との交流、同じ境遇の方との交流ができる場がとても新鮮でした。そして、入社後もイベントを通じてエージェントと良好な関係でいられること、そして入社後も候補者と『関係を持ち続けるべきだ』と意識を持っているBOX社が素敵だと感じました」
「転職後の不安を感じていたが、同じ境遇の方と会って話すことができて気持ちが和らぎました」
さらに、エージェントへの感謝の言葉も聞くことができた。
「自分では自分にちゃんと向き合えていると思っていましたが、それ以上に私に寄り添い、良いところをたくさん見つけてくれたことに本当に感謝しています。どんな状況でも味方でいてくれ、体調が悪い日には心配して連絡をくれたりと、こんなに個人に向き合ってくれるエージェントは他にはなかなかいないと感じました」
「うまくいかずにつまずいた時、何をすべきかわからなくなった時、どんな時も一緒に答えを見つけてくれたので、とても心強かったです。模擬面接を重ねる度に成長している部分を伝えてくれたので自信につながり、エージェントの期待の何倍も上回る形で成果を出すぞ、とやる気がでました」
まとめ
スタートアップ企業で”働く人”と”働きたい人”をつなぐ交流会「X-BOX」。初めてのスタートアップ転職を支援するBOXが、本気で候補者の”人生”に向き合い寄り添ってきたことを会場の熱量から感じ取ることができたイベントだった。近年、人材紹介サービス市場は拡大を続けているが、BOXのような取り組みや「人材紹介」の新たな在り方は、ますますその存在価値を高めていくだろう。今後の株式会社BOXの取り組みにも注目したい。