
株式会社タイミーは2025年7月31日、同社の持つ募集データをもとにした「スポットワーク・市場規模の推計-2024年-」を公開した。
調査結果は以下の通り。
2024年スポットワークの総賃金額は1,216億円だった。また、スポットワークの延べ労働時間は10,834万時間に達したと推計される。総賃金額、延べ労働時間のいずれの尺度で見ても、2年前から3倍超という結果に。これを受け、スポットワークが急速に広がってきていると同社は見ている。

延べ労働時間で見ると、スポットワークは国内の延べ総労働時間全体の0.11%程度、パート・アルバイト労働者の延べ労働時間との対比では0.7%程度となる。2年間の推移で比較すると存在感を強めていることは確かだが、マクロとの対比ではまだ「大きい」とは言えない数字である。

過去同社が公開したレポートと併せスポットワーク市場規模の拡大傾向は続いている。今後も人手不足や働き方に対する多様なニーズを背景に、マクロ経済、労働市場分析の観点でも、その重要性を増していく可能性が高いと同社は考えている。
詳細結果はコチラ

急速に拡大を広げているスポットワークですが、まだまだ市場規模の拡大が見込めそうですね。柔軟な働き方が可能となるスポットワークの動向に、今後も注目していきます!
・タイミーの事業データから、1年間の支給総賃金額や延べ労働時間を抽出。
・他の主要スポットワーク事業者については、厚生労働省「人材総合サービスサイト」における職業紹介実績:4カ月未満有期雇用(人日)のデータをウェイトとみなしたうえでタイミーの事業データから割り戻し算出。
・人材総合サービスサイトでデータが得られなかった企業については、各社の公表データやタイミーの事業データをもとにウェイトを別途推定。
・国内のマクロ経済対比での規模については、総務省「労働力調査」、厚生労働省「毎月勤労統計」、同「賃金構造基本統計調査」をもとに年間の総労働投入量を計算。算出した値を推定したスポットワーク市場規模と対比。
・集計対象期間:(2024年2Q(2024年2月-4月期)〜2025年1Q(2024年11月-2025年1月期)
