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2025年度の最低賃金目安、全国平均で時給1118円への引き上げが決定

厚生労働省の中央最低賃金審議会は2025年8月4日、2025年度の最低賃金目安を全国平均で時給1118円にすると決定した。今年度は、政府が最低賃金を2020年代に全国平均で1500円とする目標を掲げたあと初めての審議会となった。目安通り引き上げが決定すれば、すべての都道府県で最低賃金が1000円を超えることになる。

出典:NHK

引き上げ額は去年の51円を超えた63円であり、過去最大の上がり幅となった。コロナ禍で経済状況が悪化した2020年度は1円にとどまったが、2021年度から昨年度まで4年連続で過去最大の引き上げが続いている状況だ。

審議会は今回の目安額について、物価上昇および賃上げの流れが続いていることなどを踏まえて取りまとめたとしている。

出典:NHK

今後の流れとして、今回決定した目安をもとに各都道府県で審議会が開かれ各地の最低賃金が決まり、順次適用されていく予定である。

今年度も過去最大の最低賃金の引き上げ額となりました。政府は2020年代に全国平均で1500円代を目指しているため今後も引き上げが予想されます。人材獲得競争の激化と賃上げの流れが強まる中でどのように動いていくか、担当者の方は引き続き検討していく必要がありそうです!

【参考URL】最低賃金 過去最大63円引き上げへ 全都道府県で1000円超に