HRog | 人材業界の一歩先を照らすメディア

2025年7月度フリーランスエンジニア月額平均単価74.7万円、エン・ジャパン株式会社調査

エン・ジャパン株式会社が運営するフリーランスエンジニア向け案件検索エンジン「フリーランススタート」は、2025年7月度のフリーランスエンジニア案件の分析結果を発表した。

フリーランス案件の月額平均単価は74.7万円

7月のフリーランス案件の月額平均単価は74.7万円なっている。また、最高単価は「コンサル」で235万円だった。

開発言語別では「Rust」が3ヵ月連続上昇

開発言語別の月額平均単価では、「Rust」が3ヵ月連続で上昇し、前月比+3.7万円(4.4%増)を記録した。Rustは比較的新しい言語であり、5年以上の実務経験を持つエンジニアが市場で少ないことから、その希少性により高い需要が生まれている。全体として、「Go言語」や「Kotlin」など比較的新しい言語が高い単価を維持している。

職種別では「PdM」の単価が大幅上昇

職種別の月額平均単価では、「PdM」(プロダクトマネージャー)が前月の11位から5位へと大きく順位を上げ、+8.8万円(10.7%増)の上昇を見せた。同社は「近年、企業では単なる機能開発ではなく 『どんなプロダクトを、なぜ作るのか』といった事業戦略や方向性の設計がより重視される傾向があります。その結果、プロダクトの方向性を定める中心的存在であるPdMの需要が高まり、単価上昇につながっていると考えられます」とコメントしている。

詳細結果はコチラ

フリーランスエンジニア市場では新しいプログラミング言語を習得した人材に加えて、戦略的な視点を持つ人材の価値も高まりつつあります。今後は、こうした人材に対して適切な報酬設計ができるかどうかが、人材獲得のためには重要になっていきそうですね!

調査概要

調査方法:フリーランススタート掲載案件の集計・分析
調査対象:フリーランスエンジニア案件
調査実施期間:2025年7月
調査機関:エン・ジャパン株式会社

【参考URL】2025年7月度 フリーランスエンジニア月額平均単価74.7万円。開発言語別では「Rust」の平均単価が3ヵ月連続上昇