
スポットワークは「好きな時間・場所で働ける手軽さ」が魅力の雇用形態だ。働き手には自分に合う職場を見つける手段として、事業者には人材採用手法の一つとして活用が広がっている。
このような背景から株式会社タイミーは、2023年に「スキマバイトを通じた長期採用に関する実態調査」を行った。その後1年以上が経過し、最新の実態を明らかにするため、同社は「タイミーを通じた勤務をきっかけとした長期就業・長期採用に関する実態調査(2025年版)」として再調査を実施した。
調査結果は以下の通り。

タイミーを通じて良い職場と出会えた場合、長期就業を希望する働き手は72.0%で前回調査と同水準だった。

実際にタイミーでマッチングした勤務先から長期就業の打診を受けた経験がある人は40.8%、そのうち実際に長期就業した人は14.6%となった。

長期就業の決め手として「安定した収入が得られるから」(23.0%)が最も多く、次いで「長期就業先の従業員・人間関係に魅力を感じたから」(16.4%)が続いた。収入面のメリットのみならず、スポットワークを通じて面接だけでは把握しづらい職場の人間関係を知れたことが、長期就業のきっかけとなっていると分かる。

タイミーを通じて良い人材と出会えた場合に長期採用を希望する事業者は96.4%で、前回調査(91.8%)より4.6pt増加した。

実際に働き手へ長期採用の打診をした事業者は66.1%で、前回調査(42.6%)から23.5pt上昇。人材採用方法としてスポットワークの活用が広がっている。

また、実際に長期採用に成功した事業者は61.6%で、前回調査(56.6%)より5.0pt向上した。

また、長期採用の打診相手として「素直さや真面目さなどの人柄において優れていると感じた人」が82.3%で最も多かった。スポットワークを通じて把握した候補者の人柄や資質を、採用判断の材料として活用している様子がうかがえる。
詳細結果はこちら

スポットワークを活用した人材採用は、働き手と事業者双方にとってミスマッチを減らす有効な手段となりつつあるのではないでしょうか? 今後も多様な働き方のニーズに応える採用手法として、さらなる普及が期待されますね!
【働き手向け調査】
調査名 :タイミーを通じた長期就業に関するアンケート
調査期間:2025年7月11日〜7月18日
調査対象:「タイミー」に登録している働き手 3,928名
エリア :47都道府県
調査方法:インターネット
【事業者向け調査】
調査名 :タイミーを通じた長期採用に関するアンケート
調査期間:2025年7月14日〜7月18日
調査対象:「タイミー」導入事業者 1,216社
エリア :47都道府県
調査方法:インターネット
