
採用の難易度が高まる一方で、「入社後の早期離職」や「カルチャーフィットの難しさ」に課題を感じる企業も少なくない。
このような背景から、株式会社RYOMAは、成長ベンチャー企業の経営者101名を対象に、採用実態調査を実施した。

経営者に現在採用において課題を感じているか尋ねたところ、6割超が「採用に課題を感じている」と回答した。

具体的な課題では「求めるスキルを持つ人材からの応募不足」が49.2%と最も多く、次いで「採用しても1年以内で離職する」が36.1%、「採用コストがかかりすぎる」が34.4%と続く。多くの成長企業が人材の獲得と定着の両面で悩みを抱えていることが伺える。

採用判断を直感に頼っているか尋ねたところ、経営者の76.6%が直感に依存していると回答した。そのうち39%は、直観的な採用判断が採用の質に悪影響を与えていると考えていることがわかった。

具体的には「会社の文化や価値観(企業カルチャー)に合わない人を採用してしまう」が60%、「期待していた能力とのギャップが生じる」が53.3%となり、採用ミスマッチの原因が浮き彫りとなった。

AIを活用した感情解析ツールについて興味があるか尋ねたところ、63.3%が「興味あり」と回答した。理由としては「客観的で公平な評価ができる」が53.1%、「採用後のミスマッチを減らせる」が43.8%で上位となり、直感頼みの採用からデータに基づいた採用への移行を模索していることが分かる。

直観や印象に頼った採用は、入社後のミスマッチにつながるリスクがあります。AI面接ツールなどのデータで客観的に判断できる仕組みを取り入れることで、採用の質を高める動きがさらに広がっていきそうです!
【参考URL】採用にAIの可能性は?経営者の8割が「直感採用」、4割が「採用の質に悪影響」──成長ベンチャー企業の採用実態調査
