採用業務の生産性を大幅UP!HR業界・採用担当者に選ばれる直感操作の業務支援ツール「HRogマップ」は、どのように開発されたか?

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リリース後多くのお問い合わせをいただき、HR業界・採用担当者に選ばれるツールとなった「HRogマップ」。HR業界だけでなく、飲食チェーンやコールセンターの採用担当者からの問い合わせも多くいただくようになりました。そんな「HRogマップ」ですが、実は、入社2年目(開発当時は1年目)の開発者が開発しています。今回は、開発担当者へのインタビューを通して、「HRogマップ」の開発経緯をお伝えします。知識や経験がなかったことが、逆に本質的な課題と向き合う契機となっていました。

開発者プロフィール

飯尾

飯尾 裕美子(いいお ゆみこ)

早稲田大学文学部卒業 新卒1期生
開発未経験から3ヶ月の新卒研修を経て、現在開発部に所属。人材紹介系のマッチングサービス開発のチームメンバーを経て、オリジナルサービスの「HRogマップ」のプロダクトオーナー。2016年の新卒MVPを獲得。
エンジニアブログも書いています。

http://developers.goalist.co.jp/archive

市場も競合も分からなかったので、自社サービスの課題を徹底的にさがしました

ーーHRogマップ、多くのお問い合わせをいただいています。入社1年目で、どうやって開発していったのですか?

ゴーリストでは入社すると、3ヶ月間の開発研修があります。「未経験からWEBサービスを企画・開発できるようになる」という、結構アグレッシブなもので、最終課題が「売れるWEBサービス」というものだったんです。

入社後2ヶ月の新卒に、いきなり「売れるサービス」と言われても、、、。HR業界の研修や書籍やWEBでの情報収集で最低限の知識はありましたが、本当に最低限で、正直戸惑いしかありませんでした。案の定、1週間はまったく思いつかず、、「売れる」ってなんだろうとグルグル悩みました。

ーー思いつくきっかけはなんだったんですか?

「ない知識で悩んでもしょうがない」と思い、思い切って一旦考えることをやめて、自社のサービスの分析を徹底的に行うことにしました。ゴーリストにはいくつかサービスがあり、それぞれがしっかりと売れていますが、それがなぜ売れているのかということを探ることで、実際のニーズを知りたかったんです。

幸い、ゴーリストには「困りごとデータベース」という、各サービス、各クライアントから集められた、アンケートの結果や、クライアントからの課題・要望が集められている情報がありました。わらにもすがる思いで、「困りごとデータベース」の内容を穴が空くほど見ました。

それでもなかなか新しいサービスのアイデアは降りてこなかったのですが、、、発想を転換して、「今売れているサービスの課題を修正できれば、オプションとしてでも売れるのでは?」と考えてみると、いろいろな機能のアイデアがでるようになりました。

ーーニーズではなく、今起きている課題にフォーカスしたんですね。

そうです。色々な課題がありましたが、大きく2つのものに目がとまりました。

  • 高機能だけど操作が難しい。直感的に操作をしたい。
  • マーケット全体ではなくて、特定のエリアや職種の求人情報や給与情報を知りたい。

一方で、自社の強みを考えていたときに、社名や住所のデータ精度が非常に高いことを活かしたいと考えていて、企業マスタ系や地図系アプリの可能性も考えていました。

自社サービスの課題である「直感的操作」、クライアントニーズである「エリアごとの求人状況」、自社の強み・自分がやりたいことでもあった「地図サービス」、という3つが掛け合わさって、HRogマップの企画ができあがりました。

一番大切にしていることは、直感性。

ーー開発を行うにあたって、一番大切にしたことはなんですか?

HRogチャート」の課題に、「機能もデータも豊富で、出来ることが多い一方で、操作が難しい」というものが、ありました。そのため、直感的に操作できることを大切にしています。解決する課題を絞り込むことで、本当に必要な機能のみを実装して、直感操作を実現しています。もちろん、データの精度や鮮度については、他のサービスと同様高いクオリティを維持しています。

ーー実際は、どのようなニーズで使われていることが多いですか?

よくご利用いただいているのは、求人広告代理店の営業担当者や飲食チェーンやコールセンターのアルバイト採用担当者、などの方々です。営業担当者は、提案時の資料作成やエリア毎の求人状況分析、募集内容の改善提案、採用担当者は、競合比較や給与相場のための調査などに活用されていることが多いです。

どちらにしても、それまでは属人的かつアナログベースでやっていたことがシステム化できるため、作業時間の大幅な短縮やより精度の高い調査が可能になり、生産性の向上を実現しています。

ノウハウや活用事例のシェアを行って、より効果をあげていきたい

ーー今後の展開を教えてください。

多くの企業さんに使っていただき、より多くの困りごとを解決したいと思っているので、セミナーなどを通して、積極的に情報を発信していきたいと思っています。開発については、主に機能追加で中長期の計画を立てています。直感性ということを重視したUI/UXへのこだわりはそのままに、機能追加やブラッシュアップを継続的に行い、よりよいサービスにしていきたいと思っています。

編集後記

自社サービスの課題を掘り下げ解決策を提示することで、「売れるサービス」となった「HRogマップ」。解決する課題・それを実現する機能を研ぎ澄ますことで、直感的に使えるUI/UXを実現し、逆に多くのお客様に選ばれるようになった「HRogマップ」。今後の展開にも、ぜひご期待ください!

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(HRog編集部)