働き方が多様化しつつある現在、フリーランスや副業で働く人が増えている。一方で企業にとってフリーランス・副業人材の管理は煩雑になりがちで、コストの増加や法的なリスクが伴うことも多い。
パーソルイノベーション株式会社は2021年7月28日、同社が運営するフリーランス・副業管理システム「エクスチーム」において、同サービスに登録しているフリーランス・副業人材に任意のIDを付与できる「IDのカスタマイズ機能」を追加した。
「エクスチーム」は、フリーランス・副業人材などの外部人材を活用している企業向けの業務委託契約管理ツールである。発注から納品、請求までを一元管理し、業務委託内容や実績を全て可視化する。また、フリーランス・副業人材とのやり取りを集約・管理することで請求漏れや契約書紛失なども防ぐ。
主な機能は以下の通り。
・公募依頼機能
企業から仕事を依頼する際に、エクスチーム内で管理する複数・任意の外部人材を対象にエントリー依頼をかけ、エントリー者の中から依頼先を決定できる。
・エージェント管理機能
「発注者(企業)-外部人材(個人)」の2者間取引だけでなく、「発注者(企業)-業務委託先(企業)-外部人材(個人)」の3者間での取引を同一システム上で管理できる。これによりエージェント企業を経由した業務委託が混在している場合にも、一元管理が可能になる。
・「クラウドサイン」との連携機能
オプション機能としてクラウド型電子契約サービス「クラウドサイン」との連携ができる。
これまで同サービスでは登録人材にあらかじめ9桁の管理IDを固定で付与していたが、今回の機能追加によりIDを自由にカスタマイズ可能となった。従業員番号や会社独自の管理番号にカスタマイズすることで、社内の管理ツールとデータを連携する際などに活用できる。
同サービスと他の管理ツールが連携しやすくなることで、さらに外部人材の管理業務の効率化が進みそうだ。