テレアポのトークスクリプト。例文やテンプレート活用など作り方のコツを紹介

法人へのテレアポに役立つトークスクリプト(台本)の作り方について、例文やテンプレート活用時のポイントを知りたい、という営業マンもいるのではないでしょうか。今回は、アポ獲得率を高めるトークスクリプト作成の手順やコツを解説します。

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【例文あり】テレアポのトークスクリプトの作り方

「テレアポをしてもすぐに受付で断られる」など、電話営業に悩んでいる営業マンもいるのではないでしょうか。アポ獲得率を高めるためには、ターゲット先に合わせたトークスクリプトの作成が大切です。まずは、基本的なトークスクリプトの作成方法をお伝えします。

挨拶・自己紹介:第一印象で警戒心を解こう

テレアポ(営業電話)は最初の15秒で、第一印象が決まると言われています。挨拶や自己紹介といったフロントトークは、前向きな姿勢で話を聞いてもらうために重要です。どのような第一声を心がけるとよいのでしょうか。

挨拶の例文
  • おはようございます
  • お世話になっております(初めての場合でも)

最初の挨拶は緊張するかもしれませんが、あまり堅苦しくなりすぎず、柔らかい印象を与えることが大切です。電話を受けた相手は、最初の挨拶で話を聞くか、電話を切るかの判断をするとも言われています。好印象を与えられるような内容と声のトーンを意識した挨拶を心がけたいですね。

自己紹介の例文

~~のサービスを提供しております、株式会社△△の◯◯と申します

一般的な「株式会社△△の◯◯と申します」という自己紹介は、相手が何者なのかイメージしづらく、警戒される可能性があります。企業名と氏名だけでなく、商品やサービスの内容が大まかに理解できるような名乗り方がオススメです。簡潔に述べることを前提として、商品・サービスの具体的な魅力や数字などを入れられると、さらに相手がイメージしやすくなるでしょう。

導入:相手を引きつけるトークが大切

挨拶と自己紹介が済んだら、次は導入トークに入ります。いかに相手を引きつけられるかが成功のカギとなるでしょう。

導入の例文
  • お使いのパソコンに導入するだけで業務コストを半減させられる、◯◯の新しいサービスのついてご案内です
  • 現在、100以上の企業様で経費節減の効果があるとご好評のツールをご案内しているのですが〇〇について、お困りになっていることはございませんか?

トークの導入部分は、相手にとって興味が湧きやすい内容を盛り込みましょう。提供している商品やサービスによってどのようなベネフィット(利益)が生まれるのか、簡潔に伝えられるとよいですね。

本題:テンポよく伝えたい内容を展開しよう

テレアポの本題トークでは、本来伝えたいキャンペーン内容やサービス内容、メリットなどをテンポよく展開していきましょう。基本的な流れとしては、以下の順番でトークスクリプトを作成するのがオススメです。

1.サービスの概要を説明する
2.相手がどのようなメリットを享受できるのか伝える
3.詳細を説明する

本題トークでは、要点を簡潔に伝えることが大切です。商品やサービスについてしっかり伝えたいという気持ちから、細かく伝えすぎたり、情報を多くしすぎたりしないよう気をつけましょう。より簡潔に、より伝わりやすいトークスクリプトを検討することがポイントです。

クロージング:相手に選択肢を与える聞き方がポイント

クロージングトークとは、相手にアポイントを打診する内容のトークです。トークとしてはシンプルでありながらも、明確な提案ができるよう準備しましょう。

クロージングトークの例文

・〇日か〇日でしたら、どちらがお時間取りやすいでしょうか?
・〇日の午後でも大丈夫ですか?

クロージングトークでは、2~3種類の選択肢から相手が簡単に選べる提案をするのがコツとなります。相手が答えを選びやすく、アポイント獲得につながりやすくなるでしょう。購買意欲が下がらないよう、テレアポの日から近い日程を提案することもポイントです。

【テンプレートも活用】トークスクリプト準備のポイント

テンプレートを参考にするなど作り方を工夫する

トークスクリプトを作成する手段として、Excel(エクセル)などの表計算ソフトを使うほか、インターネットに掲載されているテンプレートを参考にする方法があります。

テンプレートなら、トークスクリプトの作成に慣れていない方でも作りやすく、作成時間を短縮できます。掲載されているスクリプトをそのまま使用するのではなく、ターゲット先に合わせたオリジナルのテンプレートを完成させられるとよいですね。

相手に合わせた複数のスクリプトを用意する

テレアポ時には、ゲートキーパー(受付)という難関を突破し、担当者につなげてもらう必要があります。さまざまなパターンを予測し、複数のスクリプトを準備しておくことで、とっさの対応が可能となります。

受付担当者に用件を問われた場合
用件を簡潔に返すことが重要です。この際、相手の課題や関心に寄り添ったトークが展開できると相手に好印象を与えられ、受付突破率が上がります。

・受付担当者に拒否された場合
受付担当者の意見に同調したり、目線を変えて他のポイントから攻めても良いでしょう。キーパーソンを名指しできるかどうかも、受付突破を左右します。

・キーパーソンが不在の場合
丁重にキーパーソンの戻り時間を聞きます。時間が聞けたら、またその時間に再コールをしてみましょう。ケースによっては断り文句の場合もあるので、相手に配慮することも大切です。

トークスクリプトは常に改善し続ける

トークスクリプトはトーク内容に対する結果を検証し、改善点を見つける際にも役立ちます。スクリプトを作ったらリアルタイムにデータとして蓄積し、ノウハウを共有しましょう。営業活動を行う中で、常にスクリプトを改善し続けることが大切です。

トークスクリプトを作成するときのコツ

テレアポは顔が見えない営業なので、相手から好感や信頼感を持ってもらうことが必須となります。ここでは、実際にトークスクリプトを作成する際のポイントや注意点を解説します。

テレアポの目的を設定する

トークスクリプトを考えるときは、テレアポの目的を設定し、達成するために必要な内容を検討しましょう。「相手の情報を引き出すこと」「売り出す商品やサービスのベネフィットを理解してもらうこと」など、テレアポのゴールに合わせたオリジナルのトークスクリプトを作り上げることが大切です。

相手に誤解を与えない営業トークを検討する

相手から警戒されないようにと、取引先に間違えられるような営業トークは避けましょう。「本当は取引先でない」と相手に気づかれた場合、信頼の回復は難しくなります。相手に安心感を持って話を聞いてもらうためには、正確に話を伝えられるスクリプト作成が重要です。

営業電話と感じられる言い回しは避ける

いかにも営業電話だと感じられるトークは、相手にネガティブなイメージを与えてしまいます。無理に商品やサービスを売ろうとするトークスクリプトは避けたいですね

使う言葉に配慮をしたり、相手の興味を引くワードを早い段階で出したりと、警戒心を解くための例文を考えましょう。作成したトークスクリプトをベースに、相手に合わせた対話を意識できるとよいですね。

話し方のニュアンスにもルールを設ける

話し方のニュアンスにも一定のルールを設けましょう。「どう伝えるのか」というニュアンスはトーク内容と同じくらい大切です。

テンポよく話す部分は青文字、ゆっくり丁寧に話す部分は赤文字など、自分がわかりやすいようスクリプト内に記号を付けたり、色を変えたりするとよいでしょう。

安心感に繋がる情報や興味付け、メリットや絶対に伝えたいポイントなどには、ニュアンスの指示を付けておくのがオススメ。そうすることで、相手に伝えたいことをより明確に伝えられるはずです。

テレアポのトークスクリプトを作るメリット

【メリット1】テレアポでの会話に迷いがなくなる

最適なトークスクリプトを持っておくことでテレアポに自信が持て、相手との会話に迷いがなくなります。テレアポに効果的なトークやニュアンスをトークスクリプトに蓄積することで、アポを取るための勝ちパターンが明確になってくるためです。

話が脱線してしまった場合でも、トークスクリプトを途中から読み直せばよいので、会話中の迷いを減らすこともできます。

【メリット2】会話の細かい部分に気を使える

テレアポ時に「緊張で伝えたいことを上手く言えなかった」という失敗経験を持つ方もいるのではないでしょうか。トークスクリプトが手元にあれば「ここはゆっくり読もう」「ここは強調しよう」という会話の細かいニュアンスに気を使う余裕ができます

「何を言うか」「何を伝えるか」という内容だけでなく、どのように伝えるのかというニュアンスにも配慮できることで、相手により良い印象を与えられるでしょう。

【メリット3】新人の営業担当者の早期即戦化が期待できる

トークスクリプトの作成は、個人だけでなく会社全体に対してのメリットでもあります。オリジナルのテンプレート(雛型)があれば、新人の営業担当者に対して、早期に勝ちパターンを周知することができます。経験の浅い人でも、戦力化までの期間が短縮でき、会社全体での効率的な営業活動が可能となるでしょう。

テレアポリスト(営業リスト)を作って、受注獲得率をアップ!

テレアポの成功率を高めるためには、テレアポトークのスキルを磨くだけでなく、質と量を伴ったテレアポリスト(営業リスト)の準備も大切です。より効率的なテレアポリストの作成方法や有料リストのメリットを紹介します。

受注確度の高いテレアポリストを作ろう

ただ情報が羅列しただけのテレアポリストでは、大きな成果を生み出すことができません。自社のターゲットに絞った受注確度の高いリストを作成することで、作業効率を最小限に抑え、受注件数を最大化させることができます

データの精度が高く、最新の情報であることや、ターゲット業界・企業が多く含まれていることなど、成果をあげるために効果的なリスト作成を検討しましょう。

テレアポリストの作り方を知りたい方はこちら

有料のテレアポリストを使う方法もある

営業リストは無料で作成する以外に、質の高い有料リストサービスを購入する方法もあります。「リスト作成に時間を使いたくない」「リストを作成してもなかなか成果が上がらない」といった悩みがある場合は、有料のテレアポリスト活用も検討してみてはいかがでしょうか。

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テレアポ成功率を高めるトークスクリプトを作ろう!

営業トークスクリプトを考えオリジナルのテンプレート(雛型)を作成する際には、トーク内容だけでなく言葉のニュアンスや話し方も重要です。さまざまなシーンを想定してターゲット先に合わせたパターンを用意するなど、質の高いトークスクリプトを完成させましょう。

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