厚生労働省が5月31日に発表した「一般職業紹介状況」によると、2024年4月の有効求人倍率(季節調整値)は1.26倍と、前月から0.02ポイント低下した。
4月の新規求人(原数値)は前年同月と比較すると2.3%減。生活関連サービス業,娯楽業(3.4%増)、医療,福祉(1.4%増)、情報通信業(0.4%増)で増加した。一方、製造業(7.8%減)、教育,学習支援業(7.4%減)、宿泊業,飲食サービス業(6.3%減)などで減少となった。
有効求人倍率が2ヵ月ぶりに低下した。物価高による原材料価格の高騰の影響により、製造業や建設業などの求人は減少し続けている。都道府県別に見ると、福井県の有効求人倍率は1.94倍と最も高く、最も低い大阪府では1.05倍で、前月から0.02ポイント低下している。
また、総務省が発表した4月の完全失業率(季節調整値)は2.6%で前月と同率となった。
【参考URL】一般職業紹介状況(令和6年4月分)について