7月の有効求人倍率は1.24倍、前月から0.01ポイント上昇。

厚生労働省が8月30日に発表した「一般職業紹介状況」によると、2024年7月の有効求人倍率(季節調整値)は1.24倍と前月から0.01ポイント上昇し、4か月ぶりのプラスとなった。

7月の新規求人(原数値)は前年同月と比較すると1.2%増加した。これは前年と比較して平日が2日多かったことが影響している。産業別にみると、学術研究,専門・技術サービス業(7.4%増)、情報通信業(6.6%増)、医療,福祉(5.1%増)などで増加。教育,学習支援業(5.1%減)、製造業(2.9%減)、宿泊業,飲食サービス業(1.6%減)などで減少した。

7月の有効求人倍率は、有効求人者数より有効求職者数の減少が大きかったこともあり4か月ぶりに上昇した。都道府県別に見ると、前月に引き続き福井県の有効求人倍率が最も高くは1.83倍、最も低い大阪府では1.03倍となった。

また、総務省が発表した7月の完全失業率(季節調整値)は2.7%で、前月から0.2ポイント上昇し5か月ぶりに悪化した。

【参考URL】一般職業紹介状況(令和6年5月分)について