正社員の約4割が五月病を経験したことがある、株式会社マイナビ調査

出典元:株式会社マイナビ

株式会社マイナビは2025年5月1日、「中途採用・転職活動の定点調査(2025年1月~3月)」の結果を発表した。

調査結果は以下の通り。

中途採用の実施率はわずかに減少

出典元:株式会社マイナビ

2025年1月~3月の企業の中途採用実施率は39.2%で、前年度よりやや減少した。一方、転職活動を行っている個人の割合は3.5%と微増している。企業の採用控えと、個人の転職意欲が交差する状況が読み取れる。

約4割の人が五月病を経験

五月病になったことがあるか尋ねたところ、正社員全体の37.0%の約4割が「五月病になったことがある」と回答した。年代別に見ると20代が最も多く49.0%と約半数を占めており、30代は36.0%、40代は30.5%、50代は27.0%と、年代が上がるにつれて経験率は低下する傾向が見られる。

企業の半数が五月病による退職対策を実施

五月病対策として、企業の51.5%が何らかの対応を実施していることが分かった。対策の実施タイミングについては、27.0%の企業が日常的に取り組んでおり、23.1%はゴールデンウィーク(GW)後に「特別な対策」を行っていることも明らかになった。

詳細結果はコチラ

若手を中心に、五月病をきっかけに転職に踏み切る人が一定数いることが分かりました。モチベーションが揺らぎやすいこの時期だからこそ、社員の小さな変化に気づき、早めに声をかけていくことがより大切になっていきそうです!

調査概要

・調査期間:2025年4月1日(火)~4月4日(金)
・調査方法:WEBアンケート調査(調査主体:株式会社マイナビ アンケートモニター提供元/外部調査会社)
・調査対象:
【個人】従業員数3名以上の企業に所属している全国の20~50代の正社員のうち今後3か月で転職活動を行う予定の人
【企業】従業員数3名以上の企業に所属している全国の経営者・役員または会社員で、中途採用業務を担当している人(前月採用活動を行った人/今後3か月で採用活動を行う予定の人/直近3カ月に中途入社者がいた人)
・有効回答数:
【個人】1,370
【企業】823

【参考URL】「マイナビ 中途採用・転職活動の定点調査(2025年1-3月)」を発表