
厚生労働省が6月27日に発表した「一般職業紹介状況」によると、2025年5月の有効求人倍率(季節調整値)は1.24倍で、前月を0.02ポイント下回った。
5月の新規求人(原数値)は前年同月と比べて5.2%減少した。産業別で見ると、運輸業・郵便業(0.1%増)で増加。一方、宿泊業・飲食サービス業(19.3%減)、卸売業・小売業(11.1%減)、教育・学習支援業(8.6%減)などで減少となった。人手不足が続くなか、原材料の高騰や人件費の圧迫により幅広い産業で求人が減少した。
都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)は、最も高いのが福井県で1.86倍、最も低いのが大阪府と福岡県で1.05倍となった。
また、総務省が発表した5月の完全失業率(季節調整値)は2.5%で、前月と同じ水準だった。
【参考URL】一般職業紹介状況(令和7年5月分)について