
株式会社Liquidは2025年7月31日、同社が提供するオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」が、株式会社タイミーのスキマバイトサービス「タイミー」に導入されたことを発表した。
eKYCとは
electronic Know Your Customerの略で、日本語では電子本人確認と訳される。銀行や証券会社の口座開設、クレジットカードの発行時などの身元確認に利用される。オンライン上で手続きを完結させられるため、迅速にサービスを利用開始できる点がメリットとなっている。
「LIQUID eKYC」はICチップと顔認証を活用した、身元確認保証レベルが最も高い方式を採用している。ICチップは偽造が困難なうえ、顔写真が残るため、不正利用の抑止効果が期待できるという。

株式会社Liquidは2025年7月25日より、同サービスのスキマバイト業界向けプランを提供開始している。その背景には、スキマバイトフォームが「闇バイト」の募集に利用されている実態があった。
タイミーの担当者は今回の導入について、「タイミーでは、誰もが安心して働ける環境を提供することを大切にしています。(中略)今後も利用者の皆さまに安心してご利用いただけるよう、セキュリティ体制の強化を継続してまいります」とコメントしている。

「闇バイト求人」が話題になってから、スポットワークサービスを提供している各社はチェック体制の構築に追われました。2024年11月には厚生労働省が事業者に闇バイト対策を要請。スポットワークの安全性を高めるため、各社でこうしたツールの導入が進むかもしれませんね!
