株式会社HR Forceは2026年1月1日、株式会社船井総合研究所（船井総研）の人的資本経営支援本部と事業を統合し、新たに「船井総研HC（仮称）」を発足すると発表した。

統合により、生成AIとピープルデータを統合した次世代HRテクノロジー「タレントインテリジェンス」を活用し、採用・育成・定着を一気通貫で支援するワンストップ体制を構築。中堅・中小企業の持続的成長を後押しすることを目指す。

近年、採用難に加え、リスキリングや離職防止、AI活用まで課題が拡大・複雑化しており、戦略立案から現場実装までを包括的に支援するニーズが高まっている。HR Forceは求人媒体運用やAIマッチングなどのノウハウ・技術力を、船井総研は現場伴走型のHRコンサルティング力を強みとしており、両社の融合で幅広い課題解決を可能にする狙いだ。

同社は「船井総研の『経営者伴走力』と豊富な業界事例、HR Forceのデータドリブンな人材テクノロジーを掛け合わせ、採用・育成・定着を “AIタレントインテリジェンス” で加速し、一体で支える新サービスを順次展開します。現場に寄り添う伴走型スタイルを貫き、人と組織の潜在力を最大化することで従業員生涯価値（ELTV）向上を実現し、日本の未来を支える人的資本の進化に貢献してまいります」とコメントしている。

採用課題が複雑化する今、クライアントを一気通貫で支援できる体制の重要性が増していると言えそうですね。リクルートも2025年4月1日に体制変更を行っているため、こうした事業統合の流れは人材業界でますます加速していくかもしれません！

【参考URL】HR Forceと船井総合研究所 人的資本経営支援本部、事業統合並びに船井総研HC（仮称）発足のお知らせ