
エン・ジャパン株式会社は、株式会社ROXXの新設分割により設立されるback check株式会社の株式を取得し、グループに迎え入れることを発表した。
リファレンスチェックとは
応募者の前職の情報に偽りがないかを前職の上司や同僚に確認をする調査。主に、実績や働きぶり、コミュニケーションの状況が確認される。
同社は、リファレンスレポートサービス「ASHIATO」を提供している。同サービスは採用上の懸念点だけでなく、人柄や特性、強みを把握することによって入社後の活躍のヒントまでを可視化することが特徴だ。
一方、株式会社ROXXが展開してきた「back check」は、リファレンスチェックに加えてコンプライアンスチェック領域で高いシェアと専門性を持つサービスとして、特に大手企業を中心に導入が進んでいる。
今回の統合で「ASHIATO」と「back check」で同一のリファレンスレポートを活用できるようになる予定だ。従来、採用候補者が複数企業の選考を受ける際、それぞれ異なるリファレンスチェックサービスに対応する必要があり、採用候補者の負担とそれによる選考辞退が問題となっていた。統合によりサービス間の互換性を持たせることで採用候補者の負担軽減と、選考辞退リスクの低減を図っていく。
同社は「今後、当社とback check株式会社がそれぞれ持つ顧客基盤・技術的な知見を活かし、サービス連携および製品の統合も視野に入れ、採用における新しいスタンダードの確立を目指してまいります」とコメントしている。

統合により目指す「採用のスタンダード」とは、採用における透明性やリスク管理を高めると同時に入社後の活躍可能性も見極めていくことといえそうです。シナジー効果のあるM&Aでさらなる事業強化の期待が出来そうですね!
