
生成AIの急速な進化やDX推進の必要性の高まりを背景に、企業における技術系派遣社員への需要が大きく増加している。
日本におけるAdecco Groupは2026年1月1日付で、AKKODiSコンサルティング株式会社のテックタレント事業をアデコ株式会社へ移管すると発表した。事業移管に合わせて、現在AKKODiSでテックタレント事業に携わる従業員と、転換型無期雇用および有期雇用の派遣社員がアデコに移籍する予定である。
この事業再編により、アデコは技術系人材の派遣サービスを事業ポートフォリオに追加し、AKKODiSはコア事業であるテックコンサルティング事業に経営資源を集中する。
アデコは今回の事業移管によって、エンジニアをはじめとする技術系人材の派遣サービスを新たに展開。また現在事務系職種で勤務する派遣社員がデジタル技術を身に付けるためのリスキリングを推進し、デジタル系業務への移行も支援する。
一方、AKKODiSは経営資源をテックコンサルティング事業に集中させることで、現場に常駐するテックコンサルタントへの支援体制を強化し、事業のさらなる拡大を図っていく。
アデコ株式会社代表取締役社長の平野健二氏は「企業における業務のデジタル化や生成AIの進化が急速に進むなか、デジタル技術を身に付けた人財に対する需要はこれまでになく増加している」とし、「事務系人財がデジタル人財となるためのリスキリングをさらに推し進める」とコメントしている。

デジタル人材への需要が急速に高まる中、今回の事業再編は両社の強みを活かした戦略的な取り組みだといえますね。人材のリスキリング支援も含めた包括的なサービス提供により、変化する市場ニーズへの対応がさらに進むと期待できるのではないでしょうか?
【参考URL】Adecco Group、AKKODiSコンサルティングのテックタレント事業をアデコに移管し、日本における技術者派遣事業を再編
